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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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信頼の構築-3



『ぎゃッッッ…!!??』


いきなり佐々木は右の太腿を押さえて悲鳴をあげた。
それは隣に座る田中からのスタンガンによる攻撃によるもの。
バチバチと爆ぜる青い閃光と唸りに、佐々木は自分がおかれた状況を理解したが、その時には自力ではドアを開けられぬほどに全身の筋肉が硬直していた……。


『……は…ッ……かは…ッ』


佐々木はシートからズリ落ちそうになったまま、身体をビクビクと引き攣らせていた。
散々女性に喰らわせてきた電撃の激痛と全身の異常な痺れがどれ程のものだったのか、脂汗を掻きながら痛感しているようだ。


『……俺らはよお、社会の枠組みから外れて生きちゃあいるが、社会そのものから消えてるってワケじゃねえんだ。今日のテメェは目立ち過ぎだろ。好き勝手しやがって……ん?』

『かッ…はふ…ッ』


鈴木は前を向いたまま喋っている。
田中も外の景色を眺めている。
何かを必死に伝えようとする佐々木は、完全に無視された状態だ。


『なんで俺らが桜庭を消そうとしたか、毛の先ほども理解してねぇってコトだよなあ?『ついカッとなってやってしまった。今では反省している』……そんな言い訳が通用すると思ってんのかよお?』

『ふ…はッ……あ!』


真っ黒な大きな箱バンが、軽自動車の隣りに停車した。
一人の男が降りてくるのを見た鈴木は、グローブボックスから封筒を二つ取り出して男の側に歩み寄った。


『急な話ですまなかったな。コレで頼むわ』


山田に渡したのと同じく、封筒の中には札束が入っている。
実は鈴木は、もしも作戦通りに行かなかった場合、桜庭を《売る》つもりだった。
謀(はかりごと)がバレてしまった時の、最終手段として……である。
その為の封筒をグローブボックスに入れていたのだ。


『……さすがだな。貸し≠熈借り≠熏らないオマエのやり方、俺は気に入ってるよ』

『信頼あっての商売だからな。無理を言ってのお願いなんだから、これくらいは払わせてもらうぜ』


人身売買の組織に売る≠ニ言っても、今回の場合は《処分代》を支払って持っていってもらうという依頼である。
複雑な気持ちになるが、それも仕方がない。


『無理して立ち会わなくていい。ちょっとの間、向こうに行ってても構わないよ?直ぐに終わるから』

『悪いな。そうさせてもらうぜ』


鈴木と田中は群れて生えるススキの中に入り、軽く踏み倒した後で立ち小便をした。
スライドドアが開く音が後ろから聞こえ、何やらガサゴソと硬いシーツが擦れるような音までする。

膀胱が軽くなり、身体にブルッと震えが起きる。
スッキリしたはずなのに、やはり気分は晴れやかとはいかない。
用が済んでススキの林から出て来ると、そこには空っぽの軽自動車と、黒塗りの箱バンがあるだけになっていた。


『お疲れ様。また何かあったら宜しく』

『こちらこそお疲れ様。また頼むわ』


箱バンを見送った二人は、無言のまま軽自動車に乗った。
佐々木が『怪しまれなかった』としたなら、いずれの場面にしても防犯カメラでの追跡は無いだろう。
つまり、消した≠ニいう事実を知る者は自分達だけだ。
もちろん被害届を出す者も居ないし、このまま安心していられる。

そう、《安心》でいられる事が大事なのだ。

今回は無事に乗り切れたとしても、次はどうかは分からない。
あんな危険なヤツとは仲間では居られない。
少しの反省もみられないヤツと、居られるワケがない。

……ああ、もういいだろう。
これから戻る先には、捥ぎたて新鮮な美少女が待っているのだ。

股間が膨らんでくる。
胸が高鳴ってくる。

田中はアクセルを緩やかに踏み、砂利道を抜けて滑らかな舗装路へ出た。
もう迷う事はない。
いざ、楽しい撮影へ……。


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