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義娘のつぼみ -背徳の誘い-
【ロリ 官能小説】

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性教育-3

        3

 ――コンコンコン

 ドアをノックする音が鳴る。

「どうぞ」

 武司が言いながらドアを開けると、Tシャツ・短パン姿の茉由が立っていた。

 風呂上がりの直後、その足でやって来た彼女からは、シャンプーと石鹸の香りがした。

「いらっしゃい」

 武司に促され、茉由は部屋に足を踏み入れた。普段立ち入ることのない夫婦の寝室は、彼女にとっては新鮮だった。

 室内は理恵の使う化粧品の香りがほんのり漂っている。茉由はなんとなく『大人の部屋』という印象を持った。

「茉由、こっちに来て?」

 ダブルベッドの横に立った理恵が、娘を呼び寄せた。理恵が化粧台で使う、濃いグレーの四角い椅子が用意されている。

「ママたちこれからエッチするから、ここに座って見ててね。茉由の特等席よ?」

 理恵は微笑みながら娘の肩に両手を添え、椅子に腰掛けさせた。

「う、うん……」

 茉由は緊張が隠せなかった。太腿に手を置き、身体をモジモジと忙しなくよじらせた。

「それじゃあ、始めましょうか」

 そう言うと、理恵はベッドに腰を下ろし、部屋着を脱ぎ始めた。武司は部屋の照明を一段暗くして、妻と同様ベッドに腰掛けて服を脱ぐ。夫婦は下着だけの姿になった。

 理恵は紫色のブラジャーとパンティーを着けている。そこそこ派手な装飾がされていた。胸元のブラジャーからは、溢れんばかりのEカップの膨らみが、その佇まいを主張している。その下にはキュッと引き締まった、くびれたウェスト。そして大きすぎないヒップ。

 理恵は現在三十二歳。成熟した大人の身体でありながら、まだ中年というほどの歳ではないせいか、余分な贅肉は付いていない。中学一年の娘を持つ母親でありながら、このプロポーションを維持しているのは奇跡的とも言えた。身に着けているのが下着の上下ではなくビキニの水着だとしたら、そのままグラビア雑誌の表紙を飾っても、なんの違和感もないだろう。茉由は(大人になったらあんな下着を着けてみたい)と、見惚れていた。

 続いて茉由は目の前に露わになった、武司の濃いブルーのボクサーパンツに目をやる。ほとんど初めて見る男性用下着だったが、彼女の目は下着そのものよりも、自分や母親とは違う、股間の膨らみから目が離せなかった。

(あの下に男性器が、男の人のおちんちんが隠されている)

 少女は興奮が隠せなかった。顔が紅潮してくるのが自分でも分かった。武司が部屋を少し暗くしてくれたことが、ありがたかった。あるいは、予めこうなることを想定して、部屋の明るさを調整したのかもしれないと、茉由は思った。


「あなた、来て」

 甘えるような理恵の声に応えるように、武司は片手で彼女を抱き寄せて口付けた。

 もう片方の手は胸の膨らみを鷲掴みにし、揉みしだく。

「――あん」

 妻の口元から声が漏れる。夫はすかさず、開いた口から舌を滑り込ませ、彼女の歯を、彼女の舌を、彼女の口腔内全てを舐め回した。妻も反応するように、彼の舌を吸い上げる。舌同士を絡ませる。

 ――チュ、チュブッ

 夫婦が互いの口を吸い合うたびに、二人の口元がリップ音を奏でる。大人の、ディープ・キスだ。

 茉由が少女マンガで見たことのあるキスシーンは、口唇を重ね合わせるだけのものだった。それだけのイメージしか持っていなかった十三歳の少女にとっては、衝撃が大きかった。

 武司は口を理恵の首すじに移動させ、丹念に愛撫する。筋肉の筋に沿って舌を這わせ、時に吸い上げた。続けざまに口を彼女の耳までやる。耳たぶを甘噛みし、舌を穴に差し込み、耳介(じかい)を舐め上げた。

「ああん、ダメそこ。そこ弱いの……」

 理恵の善がりが高まる。
 手による愛撫もそれに合わせ、背中に回してホックを外す。ブラジャーを脱がせると、カップから形のよい乳房が溢れた。武司は膨らみを掌で包み込んで揉み上げる。ヒンヤリと、吸い付くような感触が彼の掌に広がった。

「ん、んあ。はあ、はあ」

 喘ぎを上げ、歓喜に歪む理恵の顔。

(ママのこんな顔、初めて見た)

 ベッドの二人に見入る茉由。自然と片手が自分の胸元の膨らみに触れていた。無意識のうちに自分の指も武司の指の動きに合わせて蠢(うごめ)いていく。

(わたしも武司さんに触れられたい……おっぱい揉んで欲しい)

 少女は身悶える自分が抑えられずにいた。
 ふと我に返り、茉由はベッドに目を戻した。

 武司は理恵を横たえ、覆いかぶさると顔を彼女の胸元に重ねた。豊かな乳房の谷間に顔を埋め、大きく息を吸い込む。微かに汗の混じった体臭が、彼の鼻孔に広がった。

 続いて片方の膨らみを手で揉みながら、もう片方を舌で舐め上げる。そして、その頂上に佇む乳首を口に含んだ。軽く歯で噛み、舌の上で転がす。

「あっ、あっ、ああん!」

 理恵は傍らで娘が見ていることを忘れたかのように、夫の愛撫に応える。

 両方の乳房を交互に味わいながら、武司は彼女の身体に指先を這わせた。

 脇腹から下腹部、そして尻、太腿へと下降する。

 途中、布地の感触を感じ取ると、彼はその隙間から指を滑り込ませ、尻側から引き降ろした。脱がせやすいよう、理恵は片方ずつ脚を上下させ、やがて武司は彼女のパンティーを取り払った。

 理恵は態勢を移動させ、娘が見ている側に下半身が向くようにした。武司が片方の太腿を持ち上げて彼女の脚を曲げさせると、母親の股間が茉由の目に入った。初めて見る母親の性器。いや、大人の女の性器自体、茉由は初めて目にした。学校の性教育の教材や雑誌の記事では、簡略化されたイラストのみだったからである。

(すごい、アソコってこうなってるんだ)

 茉由は思わず身を乗り出す。


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