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若かりし頃
【学園物 官能小説】

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クラブの顧問-1

僕は高校に入ってもテニスを続けていました。小学生の時からずっとしているので中学まではソフトテニスしかなかったのですが、高校からは硬式テニスもあったのでそちらにしました。望さんは萌絵さんと同じ〇△高校に進学し同じソフトテニスクラブに入ったらしいです。凄く危険な感じがしますが・・・。
軟式と公式はラケットも違うのでママに頼み込んで、新しい硬式用のカーボン製の軽くて丈夫なラケットを買ってもらいました。そのラケットを持ってクラブに行くと、新人は前に並び出身中学など自己紹介をして先輩たちの練習の見学をして後片付けを手伝い帰って来ました。

まあ、中学の時もそうでしたが一学期の間は、余程中学の時に注目されるような成績を収めたもの以外はほとんどが素振りと球拾い中心です。ま、みんなが同じ道を歩みますんで仕方がないですよね。
一か月ほどした五月の連休明け、球拾いをしていると、顧問の美千代先生が僕の所に来て、「ねえ、近藤君、君って中学は○○だよね。」 「はい、そうです。」 「あそこの学校って斎藤知子って先生いなかった?」 「はあ、僕の3年の時の担任で凄く良くしてもらって、ここの高校に入るのにもお世話になりました。」 「ふ〜ん、やっぱりなあ、実はあいつ私の親友なんだ。今でもよく一緒に飲みに行ったりしているんだよ。」 「え〜!そうなんですか?全然知りませんでした。」 「あいつこの頃性格が変わっちゃってさ、どうも不思議に思っていたら若い彼氏が出来たって、この前やっと白状したんだよね。」 「え!そ、そうなんですか。」 「って知らを切るんじゃないよ、この色男。」
「え〜!」 「この前の連休の時に問いただしたら言ったんだよ、近藤博君って今高一でうちの学校の生徒だって。私はそれを聞いて腰を抜かしたよ。だって私が顧問をしているテニスクラブの新人だったから。」 「はあ、すいません。ぼ、僕が悪いんです。」 「恋愛にどっちが悪いとか言うのはないよ、お互いに愛し合っているんだったらいいんじゃないの。」 「は、はあ、そうですね。」 「ただ、君の場合、まだ若すぎるって言うのが問題だな。」 「はあ、すいません。」 「でさ、ちょっとだけ聞きたいことがあるんだ、君に。二人だけの時に。」 「え〜!ぼ、ぼ、僕・・・。」 「嫌なの?私と二人だけになるのは。」 「い、いえ、せ、先生、こ、怖そうだから、ぼ、ぼ、僕、怖いのはちょっと苦手で。」 「ああ、そう言えばあいつも言っていたな、彼は極度の怖がりだって。口の利き方に気を付けないとビビってしまってダメだって。」 「え!そ、そんなことまで、・・・。」
「さ、いつ二人だけで会える?君次第だよ。」 「は、はあ、どうしましょう?僕には決められません。」 「じゃあ、私が決めてあげるわ。今度の土曜日クラブが終わってから裏門で待っていて。分かった?」 「は、はい、ぼ、僕、怖いんですけど。」 「大丈夫よ、優しく質問するから。」ニコッと笑って向こうへ行ってしまいました。

僕は土曜日が永遠に来ないことを願いながら過ごしましたが、来なくてもいい土曜日が来て午前中のクラブが終わってしまいました。ママには、「クラブの友達の家にそのまま遊びに行く。」と嘘をついて出てきましたので、そのまま学校の裏門で待ちました。
僕の前に可愛い軽四が止まり、「よ、お待たせ、乗って。」 「は、はい。」僕が乗り込むと車は走り出し、「さてどうしようかな?どこか行きたいところある?」 「いえ、別にないです。先生が決めてください。」 「じゃ、国道沿いにあるラブホにでも行く?」 「え〜!ぼ、ぼ、僕・・・。」 「冗談よ、冗談。半分本気だけど・・・。じゃあ、どこかで食事して目立たないところに車を止めて話をしようか?」 「は、はい。」 「安心した?」 「は、はい。」
美千代先生はしばらく車を走らせドライブインのレストランの駐車場に車を止めて、「何でもご馳走しちゃうから遠慮しないで食べて、何がいい?」 「じゃあ、ハンバーグランチをお願いします。」 「え〜と、私は海鮮丼かな。お願いします。」と店員にオーダーをしました。二人で食事を済ませてからまた車を走らせ、夏には海水浴場になる場所まで来て駐車場に車を止め話を始めました。

「ねえ、博君と知子のなれそめってどうだったの?」 「はあ、夏休みの時に僕が受験勉強の時にいろいろ聞きたいことがあって、いろいろ聞いていたんですよ。それで休みだし、長くなるから家においでって。それで家を訪ねた時に僕が先生の巨乳をTシャツ越しに見ていてズボンの中でおちんちんがカチカチになっちゃって、それを先生が見付けて・・・。二人とも真夏で汗びっしょりでしたからシャワーを浴びようかって、それからです。僕が悪いんです、先生のあの巨乳に反応しちゃっておちんちんがカチカチになったものだから。それから休みの日はほとんど先生の家で過ごすようになって。」
「ふ〜ん、私があいつから話を聞いたのは年が明けてからだからなあ。一緒に飲みに行った時に何か変わっていたんだよなあ、あいつ。それまでまるで男みたいだったのがなんかしおらしくなってきて女の部分が前に出てきているというか、女性らしくしおらくなってきたんだよなあ。で、問いただしたら、若い彼氏が出来てその彼が優しい女性が好きって言うからどうしてもそう言う風になってしまったって。優しい女性でないと嫌われそうで怖いからって。」 「はあ、すいません、僕、男女にかかわらず怖い人は苦手なので。」 「ふ〜ん、君に嫌われたくないからあいつ変わってきたんだ。博君の魅力って女性まで変えてしまうんだな。そういえば最近ベッドの中でもあいつ本当に女性らしくなったもんなあ。」


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