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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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横芝の反撃-1

「おい、この間、よからぬ話を耳にしたんだが。」
高嶋謙也は椅子にドシッと座り不機嫌そうな顔で電話に向かい言葉を吐き捨てる。
「ど、どう言った話でしょうか…」
電話の向こうの男は、謙也が何を言いたいのか察しがついているようだ。弱々しい声で答える。
「おい、しらばっくれんなよ…。分かってんだろうが。」
「…目立の件…でしょうか…?」
「そうに決まってんだろうが!一体どうなってるんだ!?」
机をバーンと叩く謙也。電話の向こうで男が震え上がっている事は想像出来た。謙也は苛立ちを隠せなかった。
「も、申し訳ございません。私の知らない所で仕入れ先が変更されてる物がかなりあって…。」
「ふん、片山にうまくやられたんだな?」
「はい…。研修で福岡に出張の時に突然契約の見直しがされまして、帰った時には…」
「してやられたんだよ、片山に!そのタイミングを見てお前を研修に行かせたんだろ。だいたい大事な契約更新の時期にまんまと研修行かされておかしいとは思わなかったのか!?」
「打ち合わせで殆どの契約は目立継続でと会議で決まってましたから、その…、安心して。」
「安心して明太子でも食いに行った??馬鹿か、お前は!」
「す、すみません…」
男は研修中、現地の刑事からいいトコがあると言われ福岡でも有名な高級ソープに接待され、福岡の夜をハッスルした事は死んでも口にはしなかった。
「きっと品評プレゼンに出席した者に根回しして目立に軍配が上がるよう手を回したのではないかと…。あれだけ品質の評価の差が出るとは考えられません。」
「いや、片山は頭のいい男だ。手回しとかそんな幼稚な真似はしない。おそらく目立側に警察にとって使い勝手がいい機能を提言して商品を作らせてたんだろう。片山はそこらを知り尽くしている。現場の利便性を組み込んだ、言わば警察スペックの家電だ。一般家庭用に作られた市販のものでは太刀打ちができん。まんまとやられたわ!これで目立と横芝のシェアは逆転だ!クソ!横芝に負けたのか!?横芝なんかに!オマエ…直属の部下なら地球の裏側まで無一文で飛ばしてるとこだぞ!?分かってんのか!?」
「ブ、ブラジルあたりですかね…?」
「場所の問題じゃねー!」
「も、申し訳ございません!!」
「今から1品でも2品でもいいから取り返せ!分かったな!?」
「か、畏まりました!!」
謙也は一方的に電話を切った。
切れた電話の前でお互いが呟いた。
一方は「ま、無理だな」と。もう一方は「無理だよーぅ、絶対…」と。


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