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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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幸子の心境-1

一方 放課後 帰宅した幸子は
部屋で宿題等を片付けると

(そろそろ5時 おじちゃん戻ってくる頃
 くみこちゃんがしていたのかなぁ
 わたしにはもう求めてくれないの?)

「うぅ…」

(下に降りていよう)

自室から1階に降りてくると
ちょうど、優美と句美子がおさむを玄関まで連れてきて
あがらせるところだった
玄関で恵美子がおさむを引き取り
居間まで連れて行く際に
幸子の姿を見て

「ゆきちゃん 降りてきたの?」

声をかけるのを
優美と句美子も幸子に目を向ける

「ゆきちゃん それじゃ、私たちは帰るから」
「ゆきちゃん 学校でね」
「うん ありがと」

軽い挨拶を交わし二人は帰っていく
そのあと
幸子は居間に向かうと
おさむは夕ご飯いらないからって
薬だけ貰って飲むところだった

(朝も食べてないのに?
 ここんところ食べてないよね おじちゃん
 わたしも食べてないから人のこと言えないけど
 それ以上痩せたらどうするの?)

「おばあちゃん おじちゃんまた食べてないけど?」
「うん そうね お昼は優美さんがしっかり食べさせたようだし
 夜はいいかなと」
「そ、そう」
「心配?」
「うん 原因がわたしだから」
「そう ゆきちゃんの方はおちついた?」
「…まだ」
「とりあえず、明日の昼はくみこちゃんに
 食べさせて貰う予定だから明日も
 少しは食べてくれると思うけど」
「くみこちゃん………
 わたしはしばらく介助避けた方がいいだろうから
 おねえちゃんに負担かけそう」
「そうね わたしでは食べないからねぇ はぁ
 それじゃ、おさむを部屋においてくるね」
「うん」

(おばあちゃんにも心配させてしまって
 おじちゃん このまま食べないのはだめだろうに
 どうしよう…)

時間が過ぎ
7時半近くになると
幸子は帰宅していた綾に声をかける

「おねえちゃん」
「どうしたの?」
「おじちゃんとこいく?」
「うーん 疲れてるしやめとこうかなと」
「そ、そう」
「なんか用事? 食べてないから
 夜食ちょっと…」
「あ…ずっと食べてないもんね
 そう言う幸子は食べたの?」
「わたしもあんまり食べてない…」
「そう 気持ち的にまだ無理?」
「おじちゃんが受け入れてくれるならだけど」
「当分むずかしそうね ふたりとも
 とりあえず、幸子おにぎりでも作っていて
 わたしが持っていくから」
「うん」

そして
台所で残っているご飯を
おにぎりにして
自分の分も1個
別の皿に置いておさむのも
小さめのおにぎりを1個つくるのだった

(ほんとは食べさせてあげたいけど
 わたしをいやがるだろうし)

おにぎりを作り終えたころに
綾がやってきて

「できた?」
「うん これ あとはおねがい
 わたし部屋に戻る」

自分の分のおにぎりを持って
自室に戻っていく幸子


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