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性開拓
【教師 官能小説】

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次なる開拓-2

由紀は約束の時間より早めに着いて城田を待っていた。

時間になると城田が現れた。
「おおー、藤澤、久しぶり。元気そうだね」
「塾長、ご無沙汰してます。今日はありがとうございます。」
「とりあえず、部屋に行って色々話そう。約束している男性はもう少ししたら来るんだ。」
「は、はい。分かりました。」
「お、着てくれてる。ありがとね。指定した服装で来てくれて。何が何だか分からなかったよね。これも後で話すよ。」
「は、はい。」

由紀は城田に本日の服装をお願いされていた。
ニットのノースリーブにスカートで来てほしいとのことだった。
普段よく着るものであるし、特に嫌なことでもなかったので、由紀は言われる通りの格好で来た。

部屋に着くと城田が話し始めた。
「今日来る男は、藤澤にずっと会いたがってたやつなんだ。藤澤のことをずっと想ってて。そんなに好きなら俺がセッティングしてやるって言ったんだ。だから今日はそれに付き合ってもらう形になるんだ。でも藤澤も嫌ではないと思うんだ。」

由紀は、城田の話を聞いても一体誰なのか想像つかなかった。
しかし、自分に好意を寄せてくれている男性と会うのは悪い気はしなかった。

すると、部屋のチャイムが鳴った。
「お、来たみたいだね」
城田がドアを開けに行く。
すると背の小さい太った男が入ってきた。

「ふ、藤澤さん、お、お久しぶり」
「や、山田先生…。あ、ご無沙汰してます」

入ってきたのは山田義夫だった。由紀が城田の経営する塾で講師をしていた時に同僚として働いていた数学の講師だった。現在も城田の塾で働いている。
年齢は30代、独身。色白で背が低く、かなりの肥満体型。体重は100kgを越える。見るからにオタクの印象、という男性。
由紀はほとんど話をしたことがなく、だからこそ現れたのが山田であったことに驚いた。

「藤澤、びっくりしたよな。いや、この前山田と飲んだ時に藤澤の話になってさ。もう会えないのがさみしいって。俺は時々連絡してるぞって言ったら何とか会いたいって言うからさ。」
城田が話すと山田は恥ずかしそうに下を向いていた。
「そ、そうなんですね。でも、そう思って下さるのは光栄です。今日はありがとうございます。」
由紀が話すと
「い、いやいや、こ、こちらこそ、どうもありがとう。藤澤さんとはろくに話もできてなかったけど、今日は本当に嬉しい。」
と山田は顔を真っ赤にしながら話した。

「山田と飲んでたその時は、ずっと藤澤の話をしてたんだよ。山田がどれくらい好きかもたくさん聞いたよ。そうそう、それで藤澤の服装で一番好きな格好が今日頼んだやつなんだ。」
「そ、そうなんですね。でもそんなにたくさん私の話をされてて、何か恥ずかしいですね。」
「うん、まあな。恥ずかしい話もたくさんしたよな、山田。」
「え、あ、は、はい…」
「えー、何ですか。何か気になりますね。」
「まあ、だからさ、山田は全然女性に相手にされないからさ、自分でするしかないわけよ。藤澤が塾に来てた時はずっと藤澤のこと想像してたんだよな?」
「いや、塾長、あの、いきなりそんな話して、藤澤さん、引きますよ…」
山田は顔を赤らめながら言った。

由紀もまた顔を赤らめて話を聞いていた。

「なあ、藤澤、俺は藤澤は山田のことを受け入れてくれるんじゃないかって何となく思ってたんだ。山田はそんなことあるわけないと言うんだけど。そんな嫌ではないよな?」
「あ、あの、そうですね、山田先生は誠実そうですし、嫌な印象はないですね。好意を持って頂けて嬉しいですし。」
「な、山田、言った通りだろ。藤澤はお前みたいなのを嫌がるやつじゃないんだよ。今日は俺の言う通りにしておけばいいからさ。藤澤も今日は俺に付き合ってくれよ。」
「わ、分かりました。」

山田の見た目は背が低く色白で腹もかなり出ていて、顔は世間的には不細工と言われる部類である。
一般的には女性から嫌がられるタイプだが、城田の言う通り、由紀は嫌悪感を感じることは無かった。
これからどのような展開になるのか、由紀は何となく読み取ることができた。しかし何も問うことはなく、城田に従おうと考えた。

「藤澤、じゃあベッドの横に立ってくれ。うん、いいね。じゃあ少し離れて、向き合うように山田も立って。」

由紀と山田の二人は向き合う形となり、再び城田が話し始めた。

「山田はこの格好の姿の藤澤を見て思ってたことを言ってみようか。もう全部包み隠さず、全部正直に言う機会ね。全部。」
「は、はい、分かりました。あの、あの、藤澤さんのことは、本当に可愛いなって思ってて。ずっと見てて。特にこのニットの服だと体のラインが綺麗に出て、胸の膨らみとか見て、それで、こ、興奮してました。ノースリーブだと時々腋も見えたりして、そ、それも興奮して。あとスカートの時は脚も見て、それも興奮して…。は、は、はっきり言って、な、何回藤澤さんで、オ、オナニーしたか分からないですっ!」

山田は話し始めると早口で一方的に、そして全て正直に話をした。
部屋には少しの緊張感と何とも言えない卑猥な空気が流れようとしていた。


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