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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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もう探らない-3

「もしあの爆破の犯人が分かったとして、私が華英ちゃんが敵討する事を心配してそれを伝えなかったら嫌でしょ?私も華英ちゃんを騙しながら仕事をするのは嫌。なら風通し良く、お互い隠し事なしで捜査したいじゃない?犯人を見つけたいのは一緒。なら腹を割って力を合わせた方がいいって思うから、情報は包み隠さず華英ちゃんに伝えるわ?だからこれだけは約束して。決して単独行動はしない事。いいわね?」
真剣な眼差しで華英を見る。
「はい、約束します。この間、勝手な行動をしてご迷惑かけたばかりなので、これ以上は身勝手な行動はしません。」
その言葉に偽りはなかった。本音でぶつかっていこうと言ってくれた若菜に感謝さえしていた。
「これは白澤さん、あなたにも言える事ですよ?」
急に話を振られた白澤は驚く。
「えっ?」
「隠しても無駄です。あなたも渡辺さんへの復讐の気持ち、強いですよね?」
「あ…いや…」
「だから、腹を割りましょう。法の裁きは望んでないでしょう?その手で犯人の命をもって復讐を果たそうとしてますよね?」
「あ…、っと…」
見透かされている事に動揺を隠せない。
「そ、そうなんですか?」
華英が顔を覗き込む。
「…、ご、ごめん。そのつもり…かな…」
穏やかに見えていた白澤の知らぬ一面を見たような気がした。一緒に捜査を始めて、その穏やかな性格に安心感した抱いていなかった華英には意外すぎる事だった。そんな2人を見て若菜が言った。
「憎しみの対価は憎しみでしかないの。その気持ちは私が1番良く知ってる。私はあの時、こんな事、警視庁総監が言ってはいけないけど、田口を殺して復讐を果たした時、スッキリした。これが先輩の復讐を果たす手段の中では1番自分が納得出来るものだと自信を持って言えたわ?もし田口を殺さずに法の裁きをもって復讐を成し遂げだら、きっと今でも釈然としなかったと思う。だから後悔はなかった。でもね、後悔は後からやって来た。それは私の家族、お父さん、お母さん、兄弟達を、殺人者の家族にしてしまった事。私は獄中でずっとそれで苦しんだし、今でも苦しんでる。母は何も言わなかったけど、家に誹謗中傷の電話や手紙がたくさん来てたって後から聞いた。家にも貼り紙がたくさん貼られたって。娘が呑気に刑務所の中で風に吹かれる事もなくのうのうと生きている傍、母はその風をずっと受けて苦しんでたはず。なのに私にはそんな事一言も言わずに、面接に来て…私の心配をして…。体調は、とか、いじめられてない?とか…、いつも…」
母を思い、若菜は言葉を詰まらせ涙を流した。


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