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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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佐久間亨の憂鬱@ー番外編-3

木綿子はトップとサイドはふんわりとセットされたショートカットで、襟足は少し短めになっている。色は明るめの茶髪。
かなり細身で、薄い茶色のジャケットと、セットアップのタイトスカートを身につけ、インナーは白のカットソー。
細身の身体に似つかわしくない、豊かな胸。
木綿子は話しながらジャケットを脱ぐと、その胸が強調される。
髪をかきあげながら、木綿子は細い紙タバコに火をつけた。

「散々そんなこと言って、本当にヤリチンなのに会社の人に手出さなかったもんね。尊敬する、本当」

「遠月さん、ひどい!だって会社の人はまずいじゃん。彼女欲しいとかも思わなかったし」

「やだ、褒めてんのよ。それで、相手が中村さんでしょ〜?収まるべくして収まった感じよね」

亨がビールのジョッキを置いて、うんうんと頷く。

「いや、マジですよ。まだ付き合ってなかった時ですけど、俺が加奈ちゃんって呼んだら、いとこだって知らないから、チョーー嫉妬して。んで、誤解とこうと思って誘ったら、死ぬほど飲みまくってここで潰れたんですよ」

「だ、だってぇええ。僕、中村さんにチョーゼツ八つ当たりしちゃって…。あのとき、自己嫌悪ですよぉ」

理央は両手で顔を隠しながら言う。
亨は、こんなにイイヤツが、自らが憧れ、慕ってきたいとこの加奈子の恋人で良かったとつくづく思う。
実際、理央の容姿は男の亨が見ても、一流だ。
憧れている若い女性も多い。
正直に自分がヤリチンだと発言した上で、会社で誰にも手を出さなかったことには、誠実な性格が表れている。

「でも、多分亨が誘ってくれなかったら、僕誤解したままだったし、自分の気持ちに気づけなくて、中村さんと付き合えなかったかも。良いふうに思うことにする。うん」

左手に顎を置きながら、目の前の焼き鳥を一本手に取り、頬張って言う。

「遠月さん、僕、幸せですよ。中村さんは、めちゃくちゃいい女。美人。最高。
最近、何か垢抜けちゃった感じもして、話しかけやすくなって、ちょっと不安なのは否めないけど」

むぅ、と声を出しながら頬を膨らませて言う。

「確かに。雰囲気柔らかくなったのよね。美人だけど、近寄り難かったからなぁ。柔らかくなったのは佐藤くんのせいだから、明らかに」

タバコを片手に持ちながら、木綿子はケラケラと笑う。

「俺もそう思う。前はさ、柚木守らなきゃってのが強くて。でも何かあれば今は、佐藤が駆けつけてくれんじゃん。親戚としても強みですよ。ありがと、マジで。やっぱりさすがに、同年代の女性の家にはなかなか俺も入れないから」

「む、むぅ…。そうかな。僕は、柚木くんが可愛いし……。一緒にお風呂入ったり、寝たりしてるだけだよ」

「それ、周りの人が手伝ってきたかもしれないけど、今まで一人でやってきてるんだから。余裕もできるでしょう。と思ったらあんなに肌綺麗なのとかすごいわよね。あたしより年上なのに」

タバコの煙を吐き出して、木綿子は灰皿にタバコを押し付ける。
長い指先にあしらわれた、薄いブルーのネイルが映える。


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