投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 273 忘れさせてあげる 275 忘れさせてあげるの最後へ

side 句美子 3-1

恵美子が運転する車の中
恵美子から口を開く

「くみこちゃん あの子の様子 どうでした?」
「先週のことは ゆいちゃんから聞いてます
 今日は会話も普通にできていたし
 落ち着いてはいました」
「そうですか ゆきちゃんに対しては
 おびえてませんか?」
「え? どこまで把握しているのでしょうか」
「ゆきちゃんが原因としか…しらされてません」
「そうですか…」
「やっぱり さっきもおびえていたんですね」
「はい ゆきちゃんが悲しそうに出て行って」
「みていて…痛々しいほど」
「だから 明日 また来ます」
「え? どういう?」
「ゆいちゃんにさっき確認しました 電話で」
「携帯…」
「はい 昨日買って貰ったので
 早速活用しました」
「それで ゆいちゃんも明日?」
「はい ゆきちゃんもふくめて
 全員で話し合わなきゃと」
「そうですか 優美さんにもまた迷惑かけちゃいますね」
「出来れば…あやおねえちゃんにも
 その場にいて貰いたいのですが」
「部活」
「むりそうですね 明日の午後
 またおじゃましますので…」
「こちらこそ あの子と関わって貰って
 ありがとうございます
 かわいいどころ みんなというのは
 なんとも…」
「あはは」
「そろそろ着きますね」

草摩家の近くまで来ると
車を止め自転車をおろす恵美子と句美子

「おばあちゃん 送っていただいてありがとうございます」
「いえいえ 毎週…大変だと思ったら無理しないでね」
「はい…」

恵美子は車をはしらせると
句美子は見えなくなるまで見送ったあと
家に帰るのだった

「ただいま」

句美子の声に母親が居間から顔を出してくると

「おかえり 久保田さんとこどうだった?」
「楽しんできたよ 明日もゆいちゃんと午後」
「そうなのね」
「あと 早いけどホワイトデーのお返し
 くれるって」
「え? 1ヶ月ぐらいあるのに?」
「うん 携帯買って貰ったのを教えたら
 それ用のケース わたしに選ばせて貰って」
「久保田さん そう言う人なのね
 障害のことは詳しくわからないけど」
「子どもっぽいところはあるけど悪い人ではないよ」
「そうなんだ」
「それで…たぶん月曜か火曜に
 密林から宅配届くから」
「直接 ここに送ってくれるの?」
「注文するときに住所入力するでしょ?」
「うん そこにここの住所?」
「うん」
「届いたら受け取っておくね」
「ありがと」

洗面所でうがいと手洗いをして
自室に行く句美子
ベッドの上に座ると
幸子がやってきたときのおさむの様子と
優依に白紙と言われたときの反応を思い浮かべると
ため息がもれる

「ふぅ…」

(おさむくん 泣きかけていたし
 ゆいちゃんと出来ないとなると落ち込むでしょ?
 いくらゆきちゃんのためとはいえ…
 それって どうなの?
 白紙になったらやけにならない? おさむくん
 少なくても現時点だとゆきちゃんとしたくないって
 思ってるでしょうし はぁ)

「とりあえず、宿題しよう…」

句美子はベッドから降りて机に向かうと
宿題をはじめるのだった


忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 273 忘れさせてあげる 275 忘れさせてあげるの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前