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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 句美子 2-2

「さっき 携帯買って貰って戻ってきて
 そのあとすぐ ゆいちゃんのところでおばさんに聞いたの」

「そうなのね 携帯はiPhone?」

「うん 13」

「無印?」

「むいん?」

「あ ごめんなさい Proとかminiとかいろいろあるから」

「あ…うん 無印 何も書かれてない」

「じゃ、ケースは無印の買えばいいのかな」

「買うって? おさむくんが?」

「うん バレンタインデーのおかえしに」

「え? いいの?」

「お返し どうしようか悩んでいたから」

「6人にするんでしょ?」

「うん…」

「あんまり高いのいらないから」

「うん ありがと 明日 来たときに
 ネットで検索して選んで欲しいかな」

「え? ほんとにいいの?」

「うん」

「ありがと それにしても
 こうやって会話できるって不思議な感じ」

「10歳だし携帯なんて…」

「うん わたしも思った お父さん そういうところ無知すぎて」

「あんまり通信しないようにね」

「あ ギガ使いたい放題プラン 一応してもらった」

「そっか あとLINEなら写真も…」

「時々送るね」

「いいの?」

「うん」

「ありがと 動画とかもたまにほしいから 声とか聞きたいし」

「ゆいちゃんのがほしいんでしょ」

「そ、それは…」

「わたしは怒らないから ゆきちゃんみたいにいじめないから」

「うん こわい…」

「まだ ゆきちゃんこわい?」

「うん…14日の夜にあやちゃんにだっこしてもらいながら
 会話したんだけど」

「あやおねえちゃん 元気?」

「うん」

「ずいぶん 会ってないなぁ それで会話して?」

「あ うん ゆいちゃん好きになってだめだったのかなって聞いたら」

「うん」

「ゆいちゃんだけでなくて あやちゃん くみこちゃん選んでも
 幸子はいじめるっていわれた」

「そ、そう ゆきちゃんが最初じゃなきゃいやなのかな」

「そこはゆきちゃんのことだからわかんない」

「そうよね」

「くみこちゃんは…最初がいいって思う?」

「うーん わたしは ゆいちゃんが先でいいかなって
 だって まだ私たち知り合ったばかりだし」

「うん」

「ゆいちゃんとゆきちゃん ふたりで決めて貰わないと」

「うちの気持ちは無視で?」

「そこは むずかしいよね おさむくんはゆいちゃんが好き」

「うん」

「どうしたらいいのかなぁ」

「ごめんなさい 年下の女の子にこんな相談」

「ううん おさむくん 年上とかかんじてないし」

「こどもっぽいから?」

「あは… あ いま 写真とってみるね?」

「パジャマ?」

「うん ちょっと待ってね」

カメラアプリを開いて
自撮りをしてみる句美子

(こんな感じでいいのかな?
 撮ったのをLINEで送信 これでいいのかな?)

「ちゃんと届いてる?」

「写真 ありがと パジャマ姿 やっぱかわいい」

(かわいい…はずかしい)

「かわいいとか ありがと うまく届いたようでよかった
 そろそろ時間も時間だし」

「うん あした…」

「うん だっこしながら会話がメインでいい?」

「うん」

「じゃ、あしたね おやすみなさい」

「おやすみなさい」

(LINEでの会話 はじめてだったけど
 こういうかたちだと喋れないとか両手使えないとか
 まったく感じられないよね おさむくん
 わたしのパジャマ姿かわいいって うれしい…)

LINEを終えて
明日の準備して就寝する句美子だった


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