おもちゃのプレゼント-6
（こんなの、指と違って無理やりイッちゃう……！）
加奈子はぎゅっと目を閉じ、快感に耐えながら必死で理央のそれを頬張る。
加奈子にとってはなるべく絶頂を遠のかせるためだったが、理央にとっては激しい愛撫でしかない。
卑猥な光景なのは当たり前だったが、その舌の動きによって興奮が高まり、ペニスに血液がさらに集中する。
「あ、んっ…く、ぅっ」
理央は淫具を持つのとは反対の左手で、加奈子の頭を掴んで手前に引き寄せる。
喉奥に入り込むことを加奈子が避けようと、張り詰めた先端が口腔内壁に押し当てられて、加奈子の左頬が歪む。
その光景に興奮した理央は、思わず淫具を強めに押し当ててしまった。
「ーーんんんっ、ん、んん！！」
その瞬間、加奈子が理央のペニスを頬張りながら、大きく体をしならせる。
ぽろぽろと、目から涙がこぼれ落ち、苦しそうにペニスを押しのけて息を吸い込むとゲホゲホと咳き込んだ。
理央の太ももにだらり、と唾液が滴る。
淫具のスイッチを止めたあと、先程まで加奈子に乱暴した理央の手のひらで、加奈子の頭を撫でた。
「歯、当たらなかった……？無理やり離しちゃったから」
加奈子は涙を溜め、潤んだ目で理央を見上げる。
乱暴にしたのは理央なのに、加奈子は理央を気遣ってそう聞いた。
「大丈夫……僕こそ……痛くなかった？」
「ふふ、何か……強制的にイカされちゃった感じ。痛くなかったよ」
加奈子は理央の太ももから頭を離して、ゆっくりと起き上がると、はぁ、と甘美なため息を漏らす。
そして加奈子は理央の瞳をじっと見つめ、両手で頬を挟み込む。
「理央にされると、気持ちいい。ふふ」
そんなことを言われ、加奈子の後ろに回ると、そのまま後ろから抱きしめる。
加奈子の汗ばんだ背中に、理央の胸板が触れて、理央は幸せな気持ちになった。
髪から清潔感のあるシャンプーの香りが漂い、鼻腔にめいいっぱい吸い込む。
細いが、むっちりとした白い脚をＭ字に広げさせて、理央の左手で、加奈子の左太ももを抱え、右手は淫具を手に取る。
右の太ももの辺りにまずそれを当てて、電源を入れた。
「ん、んんっ」
加奈子は思わず声を上げて、理央の腕を掴む。
ゆっくりと、撫でるように理央はそれを滑らせて、ショーツのビキニラインの辺りを淫具で軽くなぞる。
そして中央には触れないように、ぷっくりと膨らんだ恥丘の横から刺激を与えていく。
「あ……、それ、嫌、んんっ」
ビリビリと、強めの刺激は与えられているのにそれは秘部に直接触れられていない。
先程強制的に絶頂を迎えたその体は、さらなる刺激を求めているというのに。
「こうやって、マ×肉の辺りばっかり当ててみようか……？」
理央はわざと下品な言葉を使って、加奈子の耳元でも責め立てた。
恥ずかしい言葉を言われて、加奈子の耳が真っ赤に染まる。
「は、ぁっ、嫌……何でっ、あぁっ」
宣言通り、理央は恥丘の周りばかりに刺激を与えていく。
「痛くない？」
「い、痛く……ない、けど、や、やだっ……あ、あぁっ」