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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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ゲット・バージン-7

翌朝、先に目覚めたのは萌香だった。目覚めた時に、すぐそばに誰かいる感覚に慣れていない萌香は一瞬ドキッとするが、すぐに、ああ、私はこの人の彼女なんだと思い出すと、すぐに幸せな気分になる。
昨夜よりも痛みは和らいだ気がする。だがまだジンジンした痛みは感じる。
(私、処女卒業したんだ…)
ようやくそれが実感出来た。そして昨夜、彰とキスした事、胸を揉まれたり吸われたりした事、性器を舐められた事、彰のペニスを口に入れた事、そしてセックスした事を思い出しドキドキした。その中でも、彰の下になりペニスが入っている感覚が妙に強く印象に残っていた。
(あちこち触られて、気持ち良かったなぁ…。次、エッチするときは、オチンチン入ったら気持ちいいのかなぁ。昨日は痛がっちゃったから井上さん、楽しめなかったかな…。早く普通にエッチできるようにならないかな…)
腕枕されながら、好きな男の寝顔を見て微笑む萌香であった。

萌香が彰の寝顔を見ていると、目覚ましがなる。
「!?」
萌香はビクッとした。そして彰が目を覚ます。
「んんん…」
彰の体が動く。萌香は急に恥ずかしくなった。初体験を済ませた翌朝だ。萌香は心臓が壊れてしまうかと言うぐらいにドキドキした。
「あ…」
彰も同じだった。朝目覚めた時に、となりに彼女がいる事に全く慣れていない。しかも目覚めていきなりアイドルばりの可愛すぎる顔があるのだ。動揺しすぎてオシッコを漏らすかと思った。
「お、おはようございます…」
萌香は恥ずかしそうに上目遣いで彰を見つめる。
「お、おはよう…」
彰も激しく動揺する。どんな言葉を口にしたらいいか分からず戸惑う。
「き、昨日は…ありがとうございました…」
「い、いえ、こちらこそ…」
「あ、あの…、き、今日はいい天気ですね…」
「そ、そうだね…」
2人ともぎこちない会話に笑ってしまった。
「萌香ちゃん」
「井上さん…」
ぎこちない会話よりもキスの方が落ち着いた。
(朝からこんな可愛い子とキス出来るとか…。ああ、夢じゃなかったんだ。俺、萌香ちゃんを彼女にできたんだ…)
こんな嬉しい朝は初めてだ。しかも裸同士で抱き合いながらの朝キスに、それだけでいい一日になりそうな気がした。


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