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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 優依 20-1

優美が運転する車の中

「明日で今年最後かぁ おさむくんに会うのも」

優依がそう呟くと
優美が聞いてくる

「出逢ってから2ヶ月弱?」
「だいたい、そんな感じだね 10月からだし」
「はやいものだよね」
「うん 来年は忙しくなるから
 会いにいくのも減りそうだけど」
「そうね 明日会いに行けなかったらどうしてたの?」
「うーん? おさむくん膝枕して欲しそうだったけど
 ゆきちゃんがだめって」
「え? そこまで酷くなってるの?」
「見た感じだと…そうだねぇ
 だからゆきちゃんに譲ったけど
 おさむくんの悲しそうな顔みると…心が痛い」
「優依も大変だねぇ」
「おさむくんの心はもうわたしばかりになってるのが
 見えてしまうと…嬉しいけどどうすればいいのか
 迷ってしまう」
「ゆきちゃん 暴走しなければ優しい子なのに」
「うん 優しい子だよ だからなおさら…」
「どうしたらいいのかしら」
「「ふぅ」」

ふたりしてため息をついてしまう
話題を変えようとゲームの話をする優美

「今日見せて貰ったゲームで気になったのある?」
「3つともかわいい子だらけだったし
 どれが1番というのだと迷うなぁ
 同級生リメイクととらいあんぐるハート3かなぁ」
「とらいあんぐるハート3というと
 あの…なのはちゃんの?」
「うん そのまんま わたしみたいな子の」
「おさむくんの好みって…優依と出逢う前から
 運命感じるような」
「そう思っちゃう ほんと…」
「同級生リメイクはやっぱりピンクの?」
「うん みほちゃんがかわいいなと思うし」
「みんなかわいかったよね」
「うん 逆に言うと…ゲームに逃げるしかなかったのかな?と
 感じてしまう」
「そうね 構ってくれる女の子もいなくて
 引きこもりの毎日で」
「うん だからね 今年はおさむくんにとっては
 幸せな1年になったと思う」
「だね 優依やゆきちゃん あやちゃんまで…
 えっちなことも経験出来たし」
「うん 来年は…さよならだけはしたくないから
 疎遠にならないように…わたしはするつもり」
「わたしの二の舞になると…おさむくんまた傷ついてしまいそう」
「それも心配だから…疎遠にならないように…かなぁ」
「わたしとLINEしていても優依のことばかりだし」
「え? そこまでわたしのこと?」
「うん 昨日 あまりにも優依のことばかりだったから
 頭にきたのでLINEきりあげたよ」
「あはは お母さんからLINEしたんでしょ?」
「うん 5分 返信なかったけどね 最初」
「そうなの? なにしていたの? おさむくん」
「おそらく、あやちゃん部屋に着ていたと思う」
「あやおねえちゃん?」
「うん かまかけてみたら…反応がわかりやすかったし」
「そうなんだ そう言えばゆきちゃんに内緒とかいってたな
 そのことか…」
「あやちゃんも優しいし…ますますゆきちゃん不利にならない?」
「どうするつもりたろうね ゆきちゃん…」
「持ち直して欲しいなぁ わたしとしては」
「娘よりゆきちゃんを応援するのね お母さんは」
「だって…優依は心配ないもん 完全におさむくんの心 掴んでるし?」
「そういうこというのね…」
「うん わたしだってうらやましいんだから」
「お母さん そんなはっきりと…」

母親の言葉に
ジト目になる優依だった
会話が終わりそうなのを見計らって
黙っていた優花が口を開くと

「おかあさん さっきのうた さいせいして」
「あ エール…ね」

優花に頼まれて…携帯を片手で操作して
さっき保存した曲を再生する

「このうた おぼえようかな…」
「優花 お気に入りになった?」
「うん」

優花の様子を見ながら

(わたしも…この曲覚えよう おさむくんに歌って聴かせてあげたい)

「ほら あったかくて 気持ちよくて
 素直になれそうな♪」

無意識に優依はサビ部分を
口ずさんでいた

「おねえちゃん うたってる」

優花の指摘にはっとする優依

「え? 口ずさんでいた?」
「うん」

妹の指摘に
思わず赤くなる優依だった

そうしてるうちに
車は家に着くのだった


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