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人気少年【制約】
【学園物 官能小説】

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人気少年【制約】-17

入口に先があてがわれると同時に、全身に痺れが走り体が小さく跳ねた。そのまま、麻理子は更に腰を落としていく。
「ふああ……」
「ん、ああ……」
麻理子の中がボク自身を浸食していく。ボク自身は麻理子の肉壁を掻き分けどんどん侵入していく。
入った。麻理子の中に。
熱く濡れそぼる麻理子の中は別の生き物のように艶めかしく蠢き、ボクの肉棒を締め付け絞り上げる。
そこに心臓があるかのように、麻理子の熱い鼓動がボクの肉棒を叩く。
ああ、一つになってるんだな。ボクは実感した。

ボクは中学一年生の時、麻理子に一目ぼれした。
しかしそれは彼女に限ったことではない。何人かの女子に同時に一目ぼれし、麻理子はその中の一人であるというだけだ。
ただ、中学二年生になるまでにその中でも一番ボクが親密になれたのは麻理子だろう。

「ん、ん、ん……真緒お……ん、ああ……」
「はあ、はあ、はあ……くっ、ひゃあ……」
麻理子はだらしなく顔を弛ませながら、ボクの目の前でその白い裸体を踊らせている。
発展途上の双丘が、腰の動きに合わせ上下に揺れている。ピンクの乳首が弾け出そうなほどにツンと上を向いている。
腰がぶつかり合い肉が弾け合う音と、肉棒が肉壁を掻き分け互いの淫汁を混ぜ合う音。そして麻理子の艶めかしい嬌声。
触覚だけでなく、視覚にも聴覚にも、刺激がとめどなく溢れていく。
ボクは麻理子とセックスしてるんだな。改めて実感した。

最初にボクが麻理子と話したのは、一学期末の親睦旅行の時だっけ。
クジで決まったメンバーの中に、確か麻理子がいたんだ。
麻理子は大人しめの生徒だったけど、話してみると意外と話が弾む子で……
しかも笑顔とか困り顔とか、表情が一々かわいらしいんだ。

「真緒、真緒お……あたし、あたし……!」
「うう……ああ、ん、ん、いやあ……出ちゃうよ……」
パン、パン、パン、パン
グチャリ、グチリ、グチャリ、グチュリ
より激しくなっていく麻理子の腰の動きに、ボクの肉棒も限界を超えようとしている。
脳みそが快感と興奮にぐちゃぐちゃに掻き回され、漏れ出る喘ぎ声と歪む表情を制御出来なくなる。
「麻理、子……出るよお、ボク……イっちゃううう……」
荒ぐ吐息混じりにボクがそう申告すると、麻理子も喘ぎ声混じりに返した。
「ん……中、出していいよお……今日、安全な日、だもの……!」
ある意味予想してた答えではあったが、心中の気掛かりがやっと消える。ボクは快感だけに完全に身を任せた。
「真緒……好きぃ!かわいいし、大人しくて優しくて気遣いがよくて……好きだよっ、真緒が大好きだよお!」
「麻理子、麻理子、ボクもっ、好きっ……やっ、出ちゃうよお……!」
腰を振り合いながら互いの名を呼び合い、顔を見詰め合い、そこにいるのが自分の思う相手であることを確認し合う。
雨が窓を強く叩きつける音を、互いの喘ぎ声が、肉のぶつかる音が、淫猥な水音が、完全にかき消す。
ボク達は、雪野瀬真緒と沖田麻理子は、セックスしている。性行為をしている。
こんなに激しくなって。理性をほとんどかなぐり捨てて。ただ愛と情欲のままに互いをむさぼり合い求め合っている。
頭の中で復唱する。自分自身を興奮に責め立てる。肉棒に力を込め、快感を集中させる。
ふとした瞬間から、ボクの奥底に渦巻いていた熱い塊が、出口に向かって強烈に這い上がってきていた。


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