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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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初めてのスワッピング(1)-7

 「わたしが言うのもなんですけれど、ウチの人のを納めたばかりで、ちゃんとこれだけ堪能されている方って、そうそういらっしゃらないですもの…」
 「たしかにそうですね。ボクもこうして拝見するのは初めてですけど、ちゃんと足の指先まで…」
 「…でしょ? うれしいわね、権堂さん、しっかりそういうところまで目が行き届いていて。だからわたし好きなのよ」

 夫人と権堂が会話を繰り広げている。『堪能』などしているつもりは全くなかったのに…。足の指の先…そんなことは今まで一度も思ったことはなかったけれど。 「浮世絵にも描かれたようないい女ということですよ。…いいじゃありませんか。スケベな奥さんで。…ねえ?」

 そう言いながら前原氏は(返事は要らない…)とでも言うように、唇をふさいでくる。

 (レロぉ…ジュブぶぼっ…)

 「いや…やっぱりスケベ。あの音は、奥さんも呼応しないと出ないわよね」
 「…ですね。前原さんだけではあの音は出ません」
 「ウチの人もすっかりその気になっちゃってるわ…」
 「ですからわれわれも…」

 そんな会話をしながらすぐ横で前原夫人と権堂が騎乗位で繋がる。やや幅が広めなだけの布団は二組の男女で一杯となる。権堂に跨った前原夫人が腰を振り始める。

 (ブチョッ…ブチョッ…ブチョッ…)

 夫人が腰を振るたびに結合部から狂いなく卑猥な音が奏でられる。わたしに杭を打ち込んでいる前原氏も夫人の動きに呼応するように前原氏が腰を振り始める。

 「アォゥッ!…アアッ!…ンハァッ!」

 前原氏は規則正し打ち込んでくるが、時折、わざとリズムを変えるときがある。呼吸が整わないままのわたしは、息を吸っているときに突かれ、吐いているときにも突かれてしまう。

 「ッハァン!…ックオォゥ!…オオォォ!」

 前原氏が動きを休める。すぐ横の夫人と目が合う。目が合っても(わたし、貴女のご主人と繋がっています…)のような感傷的な気分になることはない。騎乗位で権堂と繋がっている夫人は、手綱を握ってまさに乗馬しているようで気高くすらある。わたしは前原氏に捕獲されて標本にされ、ただ切り刻まれているだけのように感じる。夫妻として遊びに来た高原で夫人は乗馬を楽しみ、夫君は昆虫採集を楽しんでいるかのようだ。

 「権堂くん、いつもすまんね。ウチのヤツ、乗りたがりで…。最近、腰回りに肉もついて重たいだろう?」
 「いえ。この感じ、ボクも好きなんで…。奥様の勇姿を拝見できて」
 「そうか。どれ、じゃあ、こっちも女性上位の晴れ姿と…」

 前原氏が身体を離していく。股の間から赤黒く粘液をまとわせた肉塊が…そう『デロン…』と出てきた。わたしの背中に手を添えて身体を抱き起してくださる。(産まれましたよ…)とでも言われているかのように…。ひとまず、前原氏との初めての交合を終えて…こなして…(おめでとうございます…)のような気分。

 権堂と並んで仰向けに寝た前原氏が自分に跨るように促す。跨りながら脚を開くと、今まで前原氏の肉棒で密閉されて行き場がなかった愛液が膣口から流れ出す。とめどなく何本も糸を引いて垂れ落ちる。膣口に肉棒の先端を宛がう。(この肉棒を本当に呑み込んでいたのか…)と訝しく思うほどの太さではあるけど、徐々に腰を沈めれば『ヌルン…』と膣に収まっていく。

 「入りましたね…素敵ですよ、騎乗位の奥さん。なあ、権堂クン」

 前原氏がわたしと権堂に声をかけてくれる。夫人と同じように背筋を伸ばそうと思うけど、前原氏の肉棒をそそり立つ角度のままに体内に納めるだけで、上体を起こしてシャンとした姿勢をとることができない。前のめりになって両手を前原氏の身体の両脇について、(ハァハァ…)と息をしているのが精いっぱい…。

 「おお。奥さん、胸もゆたかだ」

 下を向いて垂れるわたしの乳房を前原氏が下から見上げているようだ。

 「…ンア!」

 前原氏が手を伸ばしてわたしの乳首を摘まんで捻る…。捻りつぶす…。

 「前原さん、いい触感でしょう?」
 「いいね。固からず柔らかからず。やはり色白でいらっしゃるんですね。乳房の血管も青くて美しい。もちろん乳輪の色も大きさもいい」
 
 権堂が感じていた感想を前原氏に伝えられ、前原氏が自ら確かめさらに評価を加える。夫人もわたしの背中に手を伸ばして手触りの感想を述べる。

 「お肌もとっても綺麗」

 夫人に背中を撫でられて、自分が汗をびっしょりかいているのに気付く。夫人の手は雨の日の車のワイパーのように濡れたはずだが、夫人はそれを厭う素振りも見せずに、肌のことだけに触れてくれる。三人がそれぞれコメントを言い合って、市場に引き出されたメス牛が品定めをされているかのよう…。牛ではないのだから、お礼を述べるべきかしら…。

 「ありがとうございます…」

 上体を起こしてお礼を述べる。子宮に刺さり込んでいるような肉棒が、さらに子宮を持ち上げたような感触を覚えて表情が歪んだはず…。やはりただの標本に徹しておくのがよかったかしら…。

 「あら、お礼なんか言って気をお遣いになって。奥様も好き放題おっしゃっていいのよ」

 夫人は水を向けてくれる。(権堂さんよりも強烈な感覚を覚えています…)というところではあるけれど、既に何十回も身体を重ねてある意味『馴れている』権堂と比べてものを言うのもどうかと…などと思っている。

 「気にしないで言ってください。ボクよりも強烈なインパクト感じてませんか?」

 権堂が話しかけくる。

 「え?…どうして、ですか?」

 顔を歪めてお礼を言ったりしていれば見破られるのも当然だろうか…。


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