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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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初めてのスワッピング(1)-3

 社交辞令とは百も承知だけれど、嫌みやわざとらしいところを感じもさせない、夫人の目を丸くしたような表情に、こちらの緊張する気持ちを解そうという心遣いが感じられる。

 前原氏が権堂に声をかける。

 「権堂クン、紅茶おかわりどうかね?」
 「ありがとうございます」

 夫人が紅茶を淹れに行くのか席を外す。

 「ボクは権堂クンとは長いこと親しくさせてもらっていましてね。貴女のこともよく伺っています。今日は『初めて』ということもね。初めての方の前で不躾ではあるんだが、まあ、権堂クンとの仲に免じて許してください」

 そう言いながら、前原氏が衣服を脱いでいく。権堂も脱ぎ始めるのかと横を向くと『大丈夫…』とでも言うようにソファーに座ったまま笑っている。

 「若い頃はいくらか鍛えてはいたんだが、なにぶん歳をとってね」
 
 そんなことを言いながらビキニだけになった。ビキニは黒い網状で巨大な肉塊がくるまれている。

 「いやいや、前原さん、またシェイプアップされてませんか?」
 「そうかい? 相変わらずジムには通ってはいるがね、なにせ、今年の暑さがすごいからただの夏痩せだよ」

 ビキニ越しに見える肉塊は、既に完全に勃起しているようで思わず目が釘づけになるが、男たちはただ世間話をしている。

 「もう、自分だけご披露しているの?」

 そう言いながら夫人がリビングに入って来る。ティーポットを載せたトレイを持っているが、夫人も着ていた衣服は脱いでいてブラジャーとショーツの下着姿になっている。胸の深い谷間と白い肌、決して太くはない腕と脚が印象に残るが、それよりも、下着の生地は透明度が高く、乳輪とヘアがほぼそのまま透けて見えている。

 「ご披露? まだまだ、なんにもだよ」
 「すみませんね。主人は脱ぎたがりで…」
 「ふふ…。奥様も相変わらず素敵ですね」
 「あら、権堂さん、いつもありがとう。皆さまはゆっくりなさっていてくださいね?」

 夫人が、ポットからカップに紅茶を足してくれる。

 「こちらのお茶ね、ちょっと苦いのよ。それで、お茶うけに飴をつけてますから。…ちょっと失礼」

 夫人がわたしのカップから紅茶をわずかに口に含むと、お茶うけという飴を口に入れる。前原氏も同じようにすると、二人は唇を重ね合わせた。二人は2つの飴玉をやり取りしているようだ。唾液の分泌が盛んになったのか、そのうち、口の端から糸を引いて滴り落ちている。

 前原夫妻のディープキスは5分間ほど続いただろうか。飴玉が溶け切ったのか夫妻は、2つ目の飴玉を口に含むと同じように唇を重ね、今度は、お互い身体をまさぐり始めた。唾液の分泌はさらに盛んになったようで、卑猥な音も混ざり始めた。夫妻の顎からは、口からあふれ出た唾液が何本も糸を引いている。

 夫人の背中や肩を行き来していた前原氏の右手は、器用に夫人のブラジャーのホックを外す。束縛を解かれた乳房が露わになって、チョコレート色の乳輪の中央で小指の先ほどの乳首が揺れている。前原氏はひとしきり左右の乳房や乳首を交互に弄ぶと、右手を夫人の股間に移動してショーツの上から割れ目に指を添わせて秘所を愛撫しているようだ。夫人の手も前原氏の股間に移り、掌でビキニの生地越しに肉塊を包むと上下に動かして撫でさすっている。

 いつの間にか権堂の腕が延びて肩を抱かれている。

 「こんな感じで始めてくれるんです」
 「そうなんですね…」
 「ええ。僕たちも勝手に始めるもよし、お相手をお願いするもよし…。ゆっくり鑑賞しながら気分に応じて、必要があればお願いすればいいんです」

 スワッピングというものは、文字通り夫婦を交換して行為するもの…とばかり思っていたから、お相手の年配のご夫婦のカップルの行為を『鑑賞しながら』などと、あたかもこちらが『上から目線』で行為を見ていられるとは思っていなかった。その上で『お願い』する…ということのようだけれど…。

 権堂が飴玉を手に取って口に入れた。そしてもう1つ飴玉を手に取るとわたしの口先に運んでくれたから、わたしは口を開けて舌の上に乗せてもらった。わたしたちも夫妻のようにキスをするのかと思ったが、権堂は前を向いたまま夫妻の行為を眺めている。ただ、肩に回してきていた手は背中や腰を撫でるように動いている。

 飴玉は、口に含むと爽やかなようで苦いようで、ほんのり酸っぱくもあるようで…。うまく形容できないような味がする。ただ、口の中で唾液がいっぱい湧き出して、ゴクリと飲み下すほどになってきた。カップから紅茶を一口含んでもすぐに、そしてさらに増して唾液が湧き出してくるようだ。

 権堂が2つ目の飴玉を手に取り、今度は閉じていた唇の間から押し込むように口の中に入れてきた。下腹の辺り…あけすけに言えば、子宮から膣に至る辺りがジンジンと疼き出した。否応なく『シたくなる感じ』そのもの…。

 そんなことが頭の中をよぎったとき、手を取られて権堂の股間に導かれた。スラックス越しに伝わる感触から完全に勃起していることがわかる。『鑑賞しながら』も、激しく興奮している権堂の様子に少し驚きを覚えていると、激しい卑猥な音に我に返る。

 『じゅぼぉっ…ジュボォッ…』

 前原氏が全裸となって夫人の口淫を受けている。ビキニから解放された肉塊はさっき目にしたときよりもさらに巨大化しているように見えたが、夫人の口に完全に呑み込まれて、出し入れされるたびにビクビクと音を立てて脈打っているようだ。音は夫人が顔を上下させるときにも出れば、前原氏が腰を浮かせて突き動かすときにも生じている。

 そんな様子に見入って思わず手を止めていたのだろう。権堂がわたしの手に掌を添えて愛撫を求めながら耳元でささやいてくる。


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