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女子中学生 入試面接の恥辱〜続『恥ずかしの高校ミスコン』〜
【学園物 官能小説】

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悪・夢・再・来-3

「ほら、ちゃんと答えてもらわないと」

 三田村からの尋問、いや拷問といっていい責めの前に、理真も黙っているのはもう限界だった。

「あ、あの……話しますから、触るのをやめていただけますか……」

 それを受けて、ようやく三田村は指を離す。

「聞いてください、私……」

 三田村のみならず、同性ばかりとはいえ他にも聞いている面々がいる前で言うのは死ぬほど恥ずかしかったが、それでもあの忌まわしい体験のことを、彼女は涙を浮かべながら語り始めた。

 心ならずも手籠めにされたのだからといって、許してもらえるとは思っていなかった。けれども自分がふしだらな女でないことだけはせめて信じてもらおうと、三田村の目を見つめつつ、懸命に訴えるように話した。これすらも作り話だと疑われたらという気がして恐ろしかった。

 三田村も、理真の潤んだ瞳を見つめつつ耳を傾けていた。

「そういうことなのだな。事情はだいたいわかった。嘘を言っているようには見えないな」

 聞き終えた三田村は、頷いた。悲しみと恥じらいに震えながら話す理真の目が、あくまで純真な乙女のそれであることを認めていた。

 ともかくも信じてもらえたことで、理真は一息ついた。だが、事情を話すために忘れたかった過去を思い起こさなければならなかったことによるトラウマの再来。そしてレイプされたことを自ら人に明かしてしまった恥ずかしさに見舞われて、彼女は改めて気が滅入るばかりだ。そのうえ三田村や、ここにいる他の同性たちから軽蔑されはしないかとも気になってくる。

 もとより、これで終わりだとはまだ思えず、不安にも駆られた。

「済まなかった、平見くん」

 だが、三田村は深々と頭を下げた。

「え?」

 理真もさすがに謝罪されるとは思っておらず、むしろ呆気に取られた。

「君の話が本当なら、ふしだら扱いしたのは申し訳ないことをしたな」

 本来、今までのことを思えばこのくらいの謝罪で許される話ではないだろう。理真も、どう答えていいものか、言葉が出ない。

「あ、あの……」

「本当に許しがたいのは、無垢な君を辱めてそんなからだにした、その男の方だな」

 ここで女性の味方のようなことを言われても、理真はかえって混乱してしまう。

 とはいえ、とりあえずこれ以上の辱めは続かないようだとわかり、彼女も少しずつ落ち着きを取り戻していった。

「話はまた、春にだ」

 それはつまり、入学を認めるということなのか。ここまで不合格を確信していた理真は、これまた呆気にとられる。

 その間に福部から脱衣籠を返されたので、彼女はともかくも衣服を取り、一つひとつ身に着けていった。

 三田村はやはり用意済みの合格通知の書類を取り出すと、自ら押印し、署名を加えていく。

「それでは、君も本学園に迎えよう。入学式で待つ」

 服を着終えた理真に、三田村は合格通知と関連書類を差し出した。

「は、はい……」

 理真はまだ震えの残る手でそれを受け取った。このまま入学していいものかどうか、彼女はまだ心に決めかねている。だが悪夢のような時間がようやく終わったことだけでも心休まるのは確かだった。まだ息も荒い。

「では最後に、久保田奈々美くんだ」

 その名を呼ばれて歩み出た奈々美と入れ替わるように、理真は福部に付き添われて理事長室を出た。

 理真の退出を確認した三田村は、全裸のままの奈々美を前にすると頷いて礼を言う。

「ご苦労だった。次の2人の時も頼むよ」

 そう言われた奈々美は、土屋が持ってきた脱衣籠から服を取って着始める。

 奈々美は、実は受験生ではなかったし、中学生でもなかった。受験生たちを焚き付け、理不尽としか言いようがない罠へと誘い込むために学園に使われたサクラ、言い方を換えれば工作員だった。今までの振る舞いもすべて演技だった。

 ここで名乗った「久保田奈々美」というのも偽名でしかない。本当は森中早織といい、この和天高校の1年生の生徒だった。

 高1であればたった1歳違いだから、中3の受験生たちの間に交じってもさして違和感が無い。からだつきはともかく顔立ちは童顔の彼女だから、なおさらだ。そして昨秋のミス和天高校コンテストで全校投票5位にランクインした容貌も好都合。中学時代からの演劇部員というのも、工作員として芝居を打つ上では適任と言っていい。

 なぜ早織が自らも裸身を晒すようなことをしてまで理事長の目的に協力した―あるいは、させられた―のかは、別の機会に語ることとしよう。


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