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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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匂い立つ色香-5

加奈子は理央と自分のメガネを外し、テーブルの上にあるリモコンに手を伸ばすと、常夜灯に切り替える。

エアコンの稼働音と、二人の吐息だけが聞こえる空間。
理央は、柚木がいる室内で加奈子の体と接触しようとはしなかった。
だから、いつもカーペットの上での営みとなる。

理央もTシャツを脱いで、加奈子の上に倒れ込んだ。

「……した翌日、すごく眠そうな時あったでしょう?くっついてるだけで気持ちいいし、出したい時に出していいから……我慢しなくていいよ」

「違うよ。加奈子のこと気持ちよくさせたいのに、動かしまくったらイッちゃいそうになるからゆっくりしただけ。加奈子のキスも全部気持ちいいから」

理央の手が、輪郭を確かめるように体を撫でる。
それだけで、ぞくぞくと加奈子の腰が震えて、セックスのスイッチが入ってしまう。
加奈子は理央の頬を挟み込んで、その目をじっと見つめる。
くりくりとした、子供っぽい目。

「あたしが恥ずかしがるからきっと、佐藤くんのこと欲求不満にさせちゃうのね……。本間さんみたいに素直にならなきゃ」

「え?なんのこと?」

「今日嬉しかったから、あたしが興奮してるの……気持ちよくさせようとか考えなくていいから………ちょっと、ひどくされたい気分……」

じっと見つめていた目を逸らしたかと思うと、加奈子はふわふわの髪を撫でて、理央の顔を引き寄せた。

「この間つけずにしたとき……外に出してくれたでしょう?今日は……ナカに欲しいの……」

「嫌…?」と震える声で、理央の耳元で囁いた。
はしたなくて、きっと男性なら面倒くさいと思う要求をしてしまったことに、恥ずかしくて、加奈子は泣いてしまいそうになる。

「今日大丈夫だと思うんだけど……面倒くさいって思ったら大丈夫。不安に思わせたいわけじゃないから……」

「ーーつけるよ。加奈子がして欲しくてもダメ。この間は僕も興奮してたし、ナマでしちゃったけど……
面倒くさいんじゃなくて、加奈子の体を大事にできないことが嫌。もし出来たら堕ろすお金を僕が出すとか、産んで大事に育てるとかそんなんじゃなくて、僕は目の前の加奈子のこと、大事にしたいの」

理央は自らのTシャツを脱いで、不安そうな加奈子の唇を奪う。
舌を差し込み、加奈子の舌を自らの方へ誘導させると甘噛みして、しゃぶる。
キスの応酬を繰り返しながら、ボディラインに沿って汗ばんだ体を右手でなぞり、腰の辺りまで到達すると、腰や臀部の辺りの肉を揉む。
柔らかなそこを揉むだけで、加奈子の体はびくびくと震えた。
臀部を優しく揉んだあと、膝の辺りから太ももへ、まるで壊れ物に触れるみたいに、だが一方で自分のものだと指紋をつけるかのごとく、指の腹をゆっくりとすりつける。
キスをしたままなされるその愛撫で、加奈子の下着の中は蕩けきっていた。


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