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月の裏側
【調教 官能小説】

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偶然-2

大阪に戻ってすぐ、久しぶりにPCをつけ、ゲームを起動してみる。何年もしていないので、アップデートが山のように溜まっているようだ。
もどかしい!早く早く!
そんなことを思って、PCを急かしている自分におかしくなった。

同時に不安も湧いてきた。
社交辞令だったのではないか?そもそも一回りも上だ。一緒にゲームをしたいなどと本当に思うものだろうか?
本気にしたんですか?と支社で笑われるかもしれない。そんなことをぐるぐる考えているとアップデートが終わった。

ログインしてみた。
1時間ほどゲーム内をウロウロする。
これではまるで学生の片思いかと、自分自身につっこんでみる。
不安はあるが、約束を破るのも良くないだろうと声に出し大義名分としながら、フレンド申請を行ってみる。
するとすぐに、通知が来た。

チャットもくる。
「待ってました!」と。心配したのがなんだったのかと思うくらい、昔からの知り合いみたいに意気投合して、一緒に遊んだ。

それからは、ほぼ毎日、帰宅するとゲームで遊ぶようになった。最初は、チャットで話していたが、だんだんに通話をしながら遊ぶようになるのに時間はかからなかった。

ゲームだけでなく、いろいろなことを話した。
お互いがいつのまにか大事な存在となっていた。
そして、祐は、美月と会いたいといい出した。

会いたいという言葉には、美月を抱きたいという意味が含まれているのは一目瞭然だった。
美月もまた祐に抱かれたいと思っていた。


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