裸・少・女・美-2
「ひ、ひっ!」
理真は思わず胸と陰部に手をやろうとしたが、土屋は後ろから手を掴んでそれを許さない。背を向けようとするのも妨げた。
三田村は理真が裸になったことを確かめると、すぐに残る紗雪に目を移した。
紗雪は怯えて思わず後ずさりしたが、その背後には福部がいた。後ろから両腕を掴まれ、取り押さえられてしまう。
「久保田くん、せっかくだから君の手であの子を脱がせてやってくれ」
「はい、わかりました」
奈々美は頷くと、つかつかと歩み寄ってきた。同じ受験生で同性の奈々美までが辱めに加担するのが紗雪にはショックだったが、もう逃れようもない。
奈々美の手で純白のブラジャーが引き剥がされ、慎ましやかな乳房が露出した。
「いやぁっ!」
それを恥じらう間もなく、女の子として一番見られたくない部分を守る最後の一枚もずり下ろされ、足先から抜き取られた。
「へえ、やっぱりあなた、中3にもなってほんとに全然生えてないのね」
奈々美は脱がせたパンティを片手に、身をかがめて紗雪の下腹部を好奇の目で見つめた。
「見ないで!」
陰部が無毛であることは、すでに質問紙の記入内容を読み上げられた時にここの面々には知られている。だがそれを丸見えにされる恥ずかしさは、そのときとは比べ物にならない。しかもここには男である三田村もいるのだ。
おもむろに向き直る奈々美。こうして3人の美少女中学生が、一糸まとわぬ姿で三田村の前に並ぶことになった。
余すところなく露わになった乙女たちの素肌は、天井からの照明をつややかに反射して、瑞々しい若さが溢れ出さんばかりだ。
紗雪と理真はそれぞれ教師たちに両腕を掴まれ、大事な部分を隠すのを阻まれているが、ひとり奈々美だけは、胸も股間も隠そうともせず、理事長にアピールするような態度を示している。
「では君たちの美を、生まれたままの姿で存分に確かめるとしよう。まずは久保田くんからだ」
三田村はひとしきり裸の3人を見渡すと、まず奈々美に目を注いだ。
奈々美もさすがに恥ずかしさは隠せないが、それでも一歩前に出て、三田村の眼前に立った。ここまでしても、あくまで和天高校に入りたい。それを主張せんばかりだ。両手は自由なのに、胸も股間も隠そうとはしていない。
三田村はそんな奈々美の姿勢に頷くと、高田から渡された書類を片手に、しばしそちらにも目をやりつつ、彼女の裸身を頭から爪先まで見渡す。
平均より少し低めの身長で、顔立ちは幼さが残り愛くるしい。小動物を思わせる目も可憐そのものだ。ショートボブの髪型もその雰囲気によく合っている。
その一方で首から下に目を移すと、胸の膨らみはずいぶん豊かだ。ブラのカップサイズにしてEはあるだろう。
下半身も乳に負けず劣らず発達している。秘叢は逆三角形にほぼ生え揃っており、もう平均的な成人女性と変わらない。陰裂もほとんど見えなくなっている。
「可愛らしい顔して、カラダはなかなか発育が良いんだね」
とはいえ頭身や体型のバランスはまだ子どもっぽさが歴然と残り、胸や尻の豊かな発達が、一面ではからだ全体としての未成熟さを際立たせているようにも見える。愛らしい童顔と大人並みに豊かな茂みと合わせて、このいろいろな意味でのアンバランスさもまた思春期の少女ならではの可愛さであり、魅力かもしれない。
「よろしい。容姿も本学園の特待生として十分だ」
三田村がそう頷くと、奈々美も応えるように頷いて下がった。