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カルト教団
【ファンタジー 官能小説】

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カルト教-3

カザミは水信者に服を脱がされ、湯をかけて洗われていた。
体をどう隠せばいいのか悩み、恥ずかしそうにくねらせながら、二人の水信者に素手で石鹸をぬりつけられて、こすられている。
やはり、みっともなく見えた姿も、まっすぐに立つとなかなかに素晴らしい体つきだ。
胸も大きさの割に垂れることもなく、豊胸したとも思われない。しっかり張りを持って、水信者のマッサージに耐えている。大きく勃起させた乳首がまたいい。
「くすぐったい」胸と下腹部を隠したがっている。
≪なるほど≫ 女神像に下腹部の毛が無い理由がここにある。美しいふくらみに一本の溝が刻まれるだけで、幼女のそれのように性的な印象を与えない。
処女を思わせる清らかさを感じてしまうほどだ。
浄め終わると、白い長衣を一枚着させる。白信者はそれだけと決まっている。
≪いいものが見れた≫ のぞきとは害悪ではない。見られていると知られない限り、相手には何の羞恥も嫌悪もおきないし、時にはこちらも楽しむことができる。
何よりも、口では言えないようなことも見ることができ、カウンセリングに貢献することができた。
塀の外とは違い、この教団内には、教祖に対してプライバシーは何ひとつない。
≪この女、ずっと置いておきたい≫ 所有する罪悪がわいてくる。
良いものを守ることは必要だ。しかし所有してはいけないのだ。
とはいえ、ドウツが目を付けている。先に行かねばならない。やつの居場所を探った。図書館をうろついていた。今日も隠し扉を探しているのだ。
私が預かり持つ魔法の[書]を手に入れようと、いつも探っているのだ。それがあれば魔法が使えるようになると思っている馬鹿な俗物だった。
やつに見つかるわけがない。多くのウイッチからも隠しおおせているのだ。
魔法の[書]を私が独占していることは所有ではない。それによって一般の人々に幸せを与えるために必要なことなのだ。自分の欲望のためにあるのではない。
力は持つ者によって幸せや不幸を呼ぶ。だから一生それを預かって、守るのが私の使命なのだ。
悩みを抱えたこの女も私が守る。守りたい。それは決して所有の問題ではない。
意識を体に戻すと、水信者に青信者長のドウツを呼び出させた。
「それで、あの女はきれいですか」
ドウツは大きくうなずいた。
これは、女の身元が確かである事、どこかの関係の潜入調査などでない事の確認だ。
「今回は私が対応しましょう」ドウツに宣言する。脇の下に汗をかく。
「いえ、教祖様の手を煩わせるまでもありません」やはりの反応だ。ほしいのだ。
「私はあなたの言葉に甘えすぎて、安楽の道へ進んでしまわないようにしなければなりません。どのような者にも初心で当たらなければいけないのです。
近頃私は仕事にかまけて怠惰でした。これは私に課せられた使命なのです」 まずは先手が取れた。これを破れる次の言葉はそう多くはない。
ドウツは、今それを使うのをやめたようだ。
「いえ、決してそのようなことはありませんが、お心のままに」今は引いた。
≪よかった≫部屋から出て行くのを見送った。≪反撃に気を付けなければ≫
私は椅子に落ちるように座り込んだ。
「まあ、どうされたのです」お気に入りの水信者が駆け寄る。
私は水色の長衣のすそを持って引っ張ると、ひざの上に座らせた。
信者は背中に手を回してきて優しく抱きしめてくれる。
水信者は何をすべきかわかっている。首筋を揉み、ゆっくりと私の緊張ほぐしていった。
私の股間に手を入れ、竿をとり出すと、握ってこする。乳房を胸に擦り付けてくる。
「私がしたいのはセックスではないのだよ」
「分かっております」水信者は腰を浮かせると、手に握ったものを体に受け入れて、恥ずかしそうに、うなった。
「ゆっくり動きなさい。『したいこと』をするのではなく、欲望を制御するのです」
「はい、教祖様」信者はゆっくり腰を動かす。
私は一点へ突き上げながら、これがカザミのものだと想像をしていた。
≪いけない、せめてこの女はこの女として抱いてやらねば≫
私は神に祈りを捧げ、意識をドウツの元へ飛ばした。
やつは、最近手に入れたおもちゃで遊んでいた。少女に近い子、それが一番の好物なのだ。おかげで大柄なカザミは取り上げられずに済んだのかもしれない。
テーブルの上に横たわらせ、まだ傷ひとつない体に爪を立てて泣かせていた。
≪とりあえずは安心だ≫
体に戻り、ゆったりとした女の動きを楽しんだ。そして、水信者の中に神の糧を流し込む。


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