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魔女の住む館
【ファンタジー 官能小説】

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魔女の住む館-8

仕方なく心臓の鼓動を止めました。短い間なら問題はありません。
拷問官が慌てて胸を叩いて蘇生させようとします。後であばらが折れたかと思うほど痛かったのは誤算でしたが、ハンターからは逃れられました。
「出て行ってくだせえ。殺しちまったらわしらの責任にされます」拷問官がさけびました。
「おめえさんは捕まえるのが仕事だ。我々は告白させるのが仕事だ。口を出さないでいただきたい」もうひとりは強気です。後ろに裁判官がいるからでしょう。「裁判官殿の検分がすむまでは、外見をそこなってはいけないと言われとります」
「そして男は女を抱くのが仕事か」とハンターは鼻で笑って、「あの好き者どもめ」吐き捨てるように言ってムチを捨てると出て行きました。
その後、やってきた裁判官にも順に汚されました。抱かれるのを防ぐだけに使うような力は残っていません。
せめてだったのは、体がセックスに慣れてきていたことです。恐れと痛みは消えていきました。
ただ、膣の中をなまくらな槍が前後しているだけのことです。
それにこいつの槍はまるで子ども用でした。でも気を抜いていると、裁判官の体重に押しつぶされるところでした。
そして最後に、白いものをたらす槍をくわえさせられて、顔の上に座られると息ができません。目の前の尻から放屁までされました。
そこで私は告白をしました。ここからでは逃げられません。できるとしたら裁判所への行き帰りです。予定の行動ともいえます。
数日して、出廷命令が出ました。
牢を出る前に不要な印を結ばないように、両手の指を組んではなれないようにくくられました。不要な呪文を唱えないように口も縫い合わされました。
「被告ルキナをここへ」
一枚きりのシュミーズで、裁判官の前へ引き出されます。
罪は関係ないのです。これはショーの一環です。裸にしないと傍聴人が満足しません。
罪状が読み上げられ、最後に、「被告、申し述べることはあるか」 口が縫い付けられているのは知っています。
一人の男が立ち上がって、「弁護人として、被告ルキナになり替わり、裁判長閣下に申し上げます」初めて見る男です。
裁判長が重くうなずきます。
「お調べの通り、何も付け加えることはございません、しかるべく判決をお願いする次第であります」
「異存のないことを記録せよ。では判決を申し渡す。被告ルキナは他人を惑わしたことに対して有罪、害をなし、損失を与えたことに対して有罪。魔女であることについては嫌疑不十分として差し戻す」
「即刻処刑だろ」傍聴人がざわめきました。処刑を期待してここに来ているのです。 「魔女を許すな」裁判所中で声が上がります。
刑務官が傍聴人を鎮めます。
「罰として10年の懲役とする。その間に魔女の判定を詳細に進め、再審判をおこなうものとする」槌を叩いて退席します。
傍聴人は不満なようです。
わたしにとっても、死刑より悲惨な結果なのかもしれません。10年間の拷問です。実際には、そんなに長くは生きていられないでしょう。
こんな殺気立った空気の中では逃げることも難しくなりました。
裁判所から連れ出されます。覆いをかけた馬車に乗せられて、牢獄ではなく、この屋敷に連れてこられました。
温かい部屋へ入れられると、縫い目の隙間からストローで水は飲ませてもらえました。
今の御主人様が入ってきます。
「私には多くのことをする力がある。生き死にかかわる事まで自由になるのだ」
私をじっと見ます。
「心配するな、拷問などはしない。すでに知っているのだからな、魔女よ。おまえの死刑は決まっていた。私はそれをくつがえした上に、本物の魔女を手に入れたのだ」
シミーズの肩ひもをはずしました。すべるように足元に落ちます。
「それに従わせる方法も知っている。お前たちは召喚した悪魔と同じだ。全ては契約なのだ。私に対し一切の悪をなさず、持てる知識と能力を私の命令のもと発揮するなら、生かし、戒めも解いてやろう」
誓うはずがありません。
口の糸の代わりに口環をはめられ、鎖につながれました。
「ではまずはその美しい体を味わってやろう」


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