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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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ステージデビュー-2

制服といっても時期は6月なので鈴香の制服も当然夏服。身につけているのもブラウスと女性用ネクタイ、スカートだけのシンプルな格好である。
「ふふ、心配しなくても大丈夫よ。さぁ行きましょう。あなたなら最高のショーを作り出せるわ」

リトルエンジェル。都内某所、銀町ビルの設計上存在しないはずの地下にある未成年の少女のみが在籍する非合法ストリップクラブ。会員になるには政財界で名を馳せるだけでなくそれ相応の名声がないと入会できないことになっている。営業は土日の昼と夕方の各2時間制。入場料は1回につき10万円、飲食料は別と割と強気な設定。だがそれだけの価値はあると利用者の間ではもっぱらの評判である。
彼ら少女趣味の人間からしたら安全に年頃の少女の全裸を見ることが出来るのである。それもそんじゃそこらの有象無象ではない、芸能人やモデルでデビューしてもおかしくないほどの上玉をである。当たり前だが未成年のヌードは犯罪である。だがこのクラブの場合非合法とはいえ会員に政治家や警察官僚も名を連ねているので、捜査されても簡単に揉み消せるのだ。
などの説明を控え室に向かう途中聞かされる鈴香。
「だから鈴香ちゃんが心配することは何もないわ。ただ、あなたのやりたいことをやればいいの。ここはそういう場所よ。みんなに裸を見てほしい。恥ずかしいところを見てほしい。見知らぬ人に露出、SM、レズ、その他色んな性癖を女の子が発散する場。それがこのクラブなんだから」
夜雲に案内されながら迷路のような通路を歩き、やがて控え室に辿り着いた。ノックをしてドアを開けると、そこには先日フランや美姫が着ていた同じ女子高生風の制服を着た1人の美女が椅子に座っていた。
「夜雲さん、お疲れ様です。・・・その子が新人の?」
「そう、今日のパートナーよ。鈴香ちゃん、この子は志織。ここで3年は在籍してる経験豊富な子だからわからないことあったら何でも聞いてね」
「初めまして、一条志織よ。多分あなたより歳上の18歳。緊張せずいきましょう」
志織と名乗った女性は身長は鈴香より少し上くらいだろうか、ウェーブのかかった茶髪を肩まで伸ばしており、クリっとした大きい瞳が特徴である。スレンダーな体型だがやはり胸や尻など出るところは出て引き締まるところは引き締まっている悩ましい曲線を描いている。
「は、初めまして。速水鈴香です。よろしくお願い・・・」
します、と言い切る前に鈴香に近づいてきた志織は、驚く新人の目の前に立つと、なんと鼻をクンクンと鳴らして匂いを嗅ぎ始めた。
(え?)と驚く鈴香を無視し、しおりは顔から首、胸、と匂いを嗅ぎながら少しずつしゃがんでいく。その怪しい光景を夜雲が微笑みながら見守っていた。
やがて志織の顔が鈴香の下腹部の前に辿り着いた。匂いを嗅ぐ彼女の高い鼻は相変わらずクンクンと鳴っている。走ってここまできたせいか少し汗臭かったのだろうか、と鈴香が勘繰ってきたところで、
「・・・うん、大体わかった」
床に這いつくばり本当に犬のように鈴香の足まで顔を近づけたかと思うと、満足した様子で立ち上がる志織。そして、
「鈴香ちゃんって、処女でしょ?でも肉体関係はあって1人。しかも相手は夜雲さんね」
チラッと隣の夜雲に目線を向けながらそう告げた。
「何でそれを?」
「私ね、人一倍匂いに敏感なの。特に人の体臭にね。その人の匂いを嗅げば、大まかな性格・健康状態なんかがわかるわけ。で、鈴香ちゃんは生真面目な性格、健康にも気を遣ってて特に異常はなし。でもあなたの全身、特に性器から夜雲さんの匂いがプンプンきたわ。しかもつい最近のね。人の匂い、特に汗や唾液、特に愛液って石鹸やジャンプーで何度洗っても全然落ちないのよね。で、それ以外の体臭は無いから必然的に経験は夜雲さんに食べられちゃったその1回だけ、ってわけ」
「食べたって言葉は聞き捨てならないわね」
夜雲が失礼しちゃうわね、みたいな表情で言った。
「ふふ、ごめんなさい。それで私が思うに、鈴香ちゃんは真面目で責任感ある性格、でも目立つ事はあまりしたく無い縁の下の力持ちタイプ。だけど心のどこかでもっとみんなに見てほしい、いろんな自分を見てほしい。特にエッチな自分、いやらしい自分、恥ずかしい自分を。いわゆるムッツリスケベってやつかしら?」
思わずドキッとする鈴香。図星を当てられたせいか少女の頬がカーッとピンク色に染まっていく。
「あら、そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。どんな人でも隠しておきたい性癖の1つや2つあるもの。それにあなたの匂いは清純で無垢なとてもいい匂い。私は好きだけどなぁ」
目を細めながら鈴香を見つめる志織。微笑む姿は虫も潰さぬ様な優しい印象を抱かせる。一瞬舌舐めずりをしたのを鈴香は見逃さなかったが。


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