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HAPPY LIFE
【学園物 恋愛小説】

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HAPPY LIFED-2

今日はお祝いのためにこの部屋に来ている。幸久のお父さんやお母さんとも公認で、今日も快く迎えてくれて、ご馳走まで作ってくれた。さっき食べ終わって、幸久の部屋でラブラブ中。
「そうだ、これ。お祝いのプレゼント。たいしたもんじゃないから期待しないでな」
そういいながら綺麗にラッピングされた小包を差し出した。
「ありがと。開けていい?」
「どうぞ」
リボンをほどいて開けると中には私の好きなピンク色の小さめのペンケースが入っていた。
「かわいい〜ありがと。大事にするね」
「気に入ってもらえてよかった」
幸せでいっぱいだった。胸がいっぱいで、この先起こることなんて想像もできなかった。
「キスしていい?」
「何よ改まって。なんか恥ずかしいじゃん」
そんなこと言ってるうちにキスされる。初めてした時のような軽いキスだった。




入学式当日〜

『これから入学式だよ♪幸久と同じ学校に通えるなんて夢みたい(^^)』

式の前に幸久にメールを送ったけど、返信はなかった。
体育館にはたくさんのパイプイスが並んでいる。
「待って!」
自分の席に座ろうとすると、隣りの人に呼び止められた。
「スカートの裾が捲れてるよ」
振り返ってみると、後ろの方が少し捲れている。
「ありがと」
直しながら今度こそ座る。
「実は私もね、さっきお母さんに注意されたの。はしたないとか言うんだよ?ヒドいよね。まぁ確かに他人に見せつけられるようなキレイな足じゃないんだけどさ」
「そんなことないよ。変な男が寄り付かないようにっていうことだよ、きっと」
「そうだといいんだけど…。寄り付かなさすぎるのも困るよね」
「彼氏とかいないの?」
「……」
やばい…聞いちゃいけないこと聞いたかな?
「橘明日香、彼氏いない歴15年。記録を更新中です」
「そ…そっか。じゃぁその分これからいい出会いがたくさんあるよ!うん!!」
なぜが必死の私。
「ありがと、優しいね。名前なんて言うの?」
「あ、高橋夕里です。橘さんだよね?」
「うん。明日香でいいよ。私も夕里って呼んでいい?」

こうして高校に入って初めての友達ができました。すごく明るい背の小さい人で、一緒にいると、私まで明るくなっちゃう。




次の日〜

『おはよう。昨日は忙しかったのかな?幸久からメールがこないとさみしいよ(>_<)』
朝一番にメールを送る。ちょっとウザいかなって思ったけど、やっぱり心配だしね。何かあったのかな…会いたいよ。

「ゆりぃ〜おはよう」
私に手を降ってくるのは昨日友達になったばかりの明日香。私も手を振ろうとすると、ピョンピョン飛び跳ねる。
「明日香ちょっと恥ずかしいよ〜」
朝から元気いっぱいの明日香。ほんの少しでいいから分けて欲しいよ。

「夕里はさぁ、彼氏とかいるの?」
今はあんまり聞かれたくない質問だな…。
「いるよ?2こ上の彼氏。同じ学校だよ」
昨日は全然メールくれなかったけど。


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