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HAPPY LIFE
【学園物 恋愛小説】

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HAPPY LIFED-1

現在の気温32℃。
夏真っ盛り…と言いたい所ですが、今は6月。梅雨がくる気配は全くありません。一体どうしたというのでしょうか。
申し遅れましたが、私高橋夕里といいます。はじめまして。HAPPY LIFE?〜?までは親友の明日香がお話ししていましたが、この暑さのせいでちょっと頭がおかしくなっているようですので今回だけは私がやらせていただきます。(まさか…いないとは思いますが)明日香ファンの皆様、申し訳ございません。次回は必ず戻って参りますので、今しばらくお待ちくださいませ。



3ヶ月前〜
私は受験した高校の合格発表に来ていた。人込みをかき分けてボードの前に立つ。
受験番号は『501』
この1年間、大袈裟かもしれないけど死ぬ気で頑張った。彼氏と同じ学校に入るために。正直担任の先生には志望校変えた方がいいんじゃないかって言われたけど、そんなの絶対イヤだった。

「501…501……50…あっ!あった!!」
何度も受験票とボードを見直す。何回見てもある!!あたりまえだけど…。さっそく家に電話しなきゃ。
「お母さん、あったよ!あった!!」
『本当に?ちゃんと確認した?』
「何回もしたよ〜」
『本当〜?ちょっと写メ送ってみせてよ』
疑り深い母親め…。
「じゃあ撮って送るから切るよ」
ケータイをカメラモードにして写真を撮る。メールに添付して…宛先はお母さんと幸久に。幸久にも報告しとかなきゃね。内緒にしといて後でビックリさせようかとも思ったけど、受験すること話しちゃったし。
送信してしばらくすると、メールが返ってきた。
幸久?…なんだお母さんか。
『あら、本当にあったのね』
……。
何それ?普通もっと喜んでくれてもいいと思うんだけど?
折り畳みのケータイを閉じようとした瞬間バイブが鳴った。幸久だ。
『おめでとう(^^)よく頑張った。後でお祝いしようなv』
思わず顔がニヤける。
急いで返信メールを送った。



日曜日〜

私は幸久の部屋に来ている。もう何回目だろうか、付き合って2年経つけど、数え切れないぐらい来ている。

「それにしても、夕里のお母さん随分アッサリしてんだな」
合格発表の日のことを話していた。
「ヒドいよね。愛娘が第一志望の高校に受かったっていうのに」
「夕里のこと信じてたんだよ、この子なら大丈夫って」
フォローをいれる幸久。
「えー。でも三者面談の時先生に志望校変えた方がいいって言われたんだよ?どうせ受かるわけないって思ってたんだよ」
「そんなこと言われてたのか?それなら勉強手伝ってやったのに」
「自分でやりたかったの。それに幸久には迷惑かけたくなかったし…」
私のバカさ加減を知られたくなかったっていうのもあるんだけどね…。
「ちょっとさみしい気もするけど?まぁ合格したんだからいっか」


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