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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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アルバイト-2

 気分転換に…ではありませんが、1冊目の雑誌をチェックするのはそこそこにして、2冊目を手に取ります。次の雑誌はタイトルの下に「息子の部屋でエロ本を見つけてオナニーする母」という見出しが書いてあります。該当のページをめくれば読んで字の如し。部屋の掃除に入った母親役の女性が、脱ぎ散らかされた衣服を拾ったりしているとベッドからエロ本を見つけてしまい、ついつい手に取って…というもの。

 今度は写真としては意図が紛らわしいことはなく、女性の手はショーツの中にちゃんと…というのもおかしいですが、手を入れて、アソコを弄っている様子が見えます。快感に悶える表情もつくっていて、これは明らかにオナニーシーンの写真とわたしは判定…これもおかしいですけど、判断することができたので、わたしはそのページに付箋をつけました。

 とは言え、わたしだったら、オナニーのときにこの女性のようにここまで脚を開くことはないし、悶えながらの視線がカメラを向いているというのも、おかしいといえばおかしいことで。やはりリアルのオナニーではなく、男性向けのエロ雑誌ありきのものなのでしょう。

 …などと評論めいたことよりも、わたしが思ったのは、その女性は綺麗なんだけど都会的というよりは素朴であたたかい感じもして、なんとなくお母ちゃんに似ていなくもない…ということでした。お母ちゃんは娘ばかりで、わたしたちの部屋から本を見つけて…なんていうことはなかったでしょうけど、セルフのプレジャー…していたのかな。お父ちゃんといつも仲よくしていたからそんなことしなくてもよかったのかな。

 …なんて、いつもお母ちゃんを引き合いに出してばかりいるけど、わたしもいろいろ思い出がよみがえってきてしまいました。机の上の雑誌はまだまだあります。千秋の机の横には段ボール箱もまだまだある様子…。段ボール箱の中からはそのうちこんなタイトルの雑誌も現れるのでしょうか…「家の納屋の両親の隠れ家でエロ本を見つけてオナニーする娘」。

 それにしても、千秋はいったいどこでどうやってこんな雑誌を手に入れてくるのでしょう。本屋を訪ねて普通に買い求めるにはあまりにも恥ずかしすぎます。サバサバした雰囲気の千秋ならではなのでしょうか。それとも、わたしがオナニーを始めた年齢を言い当てた冬美によるものなのでしょうか。小さな田舎にいたままでは、ミステリアスな二人に出逢うこともなかったと思うと大きな都会に出てきた甲斐もあったのかもしれません。部屋の中で内容を確認するくらいならいいけど、買ってくることを頼まれたらどうしよう…。

 気を取り直してページをめくります。今度は突然、母親役の女性のセックスシーン。息子の部屋でもありませんし相手が誰なのかもわかりません。ただモデルの女性が同じというだけ。何の脈絡もない構成に驚いてしまいます。乱丁の類なのかな…と思いましたが、そういう訳でもなさそうです。

 そんな雑誌としての品質の低さには関係なく、わたしの身体がもうアパートに帰って一人キリになったと勘違いしたように、ジンジンと鼓動しています。

 (そうか…こういう雑誌の品質は、読者がそういう気分になれるかどうかなのか…)

 妙なところで納得してしまいますが、そのまま手をスカートの中に伸ばしていくわけにはいきません。

 (だめだめ。まだまだここは学校。…でも「大学の研究室でエロ本を見ながらオナニーする学生」になってしまいそう…)


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