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チュー、したい!
【コメディ 恋愛小説】

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第六章 ギュッとしてくれた-3

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でも直ぐに口元がフッと、綻んだ。
そして、彼女の両手が僕の顔を引き寄せたんだ。

「えっ・・・・?」
驚く僕の声は、吉川さんの胸の中で押しつぶされていた。

(ええっ・・・?
 えええっ・・・?
 ええええっ・・・?)

信じられない僕の驚きの声は、やわらかい感触の中で膨れ上がっていった。

甘い匂いが鼻腔をくすぐった。
無意識に息を吸い込むと、僕の両腕は彼女の背中をギュッとしていた。


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