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恋売り。
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恋売り。〜愛の行方〜-3

今日は曇ってる。
あたしは一人、はやる胸を押し殺してた。
来てくれるとは言ったけど…ドキドキする。
あー、あたし、そんな柄じゃないよ。
「乃乃さんですね??」
唐突に言われて、ビックリした。
「ぶっ!!」
だめだ、なんか笑っちゃう。
だって、乃乃さんって…。
「なんであんた、ホストみたいなことしてんの??」
もう、涙出てきた。
「何で乃乃さんはご存知で??」
笑顔が引きつってる。
んで、流石にこの対応には鳥肌が立つ。
「その喋り方、やめろ。あと、その顔、キモイ。」
あー!!言い過ぎだって、あたし。
蓮本、すんごい落ち込んでるし…。
「な…。んーでさ、何で知ってんのー??」
あきらかに不機嫌そうな顔、してる。
それに、この話はあんましたくないじゃん??あたし的に。
「ってか、あたしの質問に答えれ。」
「はぁ!?」
「あんた、お客になんて言葉使うの??」
これは、半分本音。
「ぐぅ…。」
「とにかく、ドタキャンされた友達の代わり、付き合って。」
チケットヒラヒラさせてみた。
蓮本がそれを見てる姿が面白いから、もう少しこのままにしてよ。

「あんたはぁぁぁ、この仕っ事ぉぉぉ、気にってんのぉぉぉ??」
「あぁぁぁぁ??なんでへぇぇ??」
「質問にぃぃぃ、答えろぉぉぉ、つてんのぉぉぉ!!」
「まぁぁぁぁ、そうだなぁぁっ!!」
「どっちだよぉぉぉ!?ハッキリしろぉぉぉ!!」
「気にってぇぇる、言ってんだろぉぉぉ??」
「わっかんえーだろぉぉぉ!!」
「今ぁぁぁ!!噛んだろほぉぉぉ!?」
「うるせぇぇぇぇ!!」
「ははははははー…。ぐへっ!!」
急ブレ―キのせいで、安全バ―がお腹に食い込んだみたい。
「ばーか。」
本当に、面白い。
そういう意味で言ったのに、勘違いしたらしい。
ブ―たれてる。
「お前が、『ジェットコースターのりたぁいー!!』ってだだこねるから…。」
あたしの真似したんだろう。でも、こんなこと言ってないし。
「似てねーな。そんなんでこの仕事、大丈夫なの??」
「お前に心配されるほどでもねーよ!!」
「あっそ。」
なんか、あたし駄目だなぁ…。
全然可愛くなれない…。
「なーなー。」
後ろに気配を感じた。それもかなり近く。
顔を覗き込まれた。
「腹、減った。」
と言って、逃げた。
「なんだよ…。」
些細なことにも、照れる。
でも、蓮本は簡単にやってのけるんだ。
「まてよー。」
女の扱い、慣れてんな…。
「あたし、Aセット。」
悲しかったから、そっけなく言った。
「あぁ…。じゃぁ、Aセット2つ。」
ちょっとうれしくなった。
男の人が自分の分まで言ってくれるの、夢じゃない??
「運んできて。」
調子こいて言ってみた。
席を取ろう。
どこがいいかな。やっぱ、風景いいとこがいいな…。
木の陰に、ひっそりとある席を見つけた。


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