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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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ブラザー-6

コンビニに入り女性がビールを取ろうとした瞬間、手を重ねるかのように同じビールを掴む鉄平。
「あ…」
「あ、ごめんなさい!」
鉄平は女性の顔を見つめる。
(あ、かっこいい…)
超絶イケメンに女性はすぐに顔が赤くなる。
「あれ?由香里ちゃん?」
「え?ち、違いますよ?」
「えー?由香里ちゃんじゃないのー?」
「フフフ、違いますってば♪」
そこで鉄平は彰を呼んだ。
「なぁ、由香里ちゃんだよね!?」
「あ…っと…、違うと思います。」
「えーっ??」
顔の隅々まで確認するように見つめる鉄平。女性の顔がみるみるうちに赤くなる。
「あ、違うか…。由香里ちゃんより美人だわ♪」
「えっ?」
嬉し恥ずかしそうに笑う女性。
「ごめんなさい、人違いでした。はい。」
鉄平はビールを手渡す。
「あ、ありがとうございます…」
女性はすぐに去ろうとはしなかった。彰は何となく女性が鉄平を知っているのかなと思った。そんな女性はあまりにイケメン過ぎてドキドキが止まらなかった。
「今から誰かと飲むんですか?」
「い、いえ…一人で晩酌です。」
「ホントですか!?じゃあナンパしていいですか!?」
「えっ…?コレ、ナンパなんですか??」
「はい、ナンパです。どうせなら楽しく飲みましょうよー!」
自信満々のイケメンに笑みが溢れる。
「えー?どうしようかなー。」
「ナンパされちゃえ♪ねっ?ねっ?」
「ンフッ♪もう…。ナンパ、されちゃおうかな…」
「されちゃえされちゃえ!で、カラオケ行って飲みまくろー!」
「アハっ、もう…。わかりましたー♪」
女性はビールを戻し何も買わずに鉄平らとコンビニを出る。
(イケメン、恐るべし…)
あっさりとナンパを成功させる鉄平にそう思った彰。
(この人とセックス出来る…?嘘だよな…)
まだ信じられない彰だった。
「ここでいいよね?」
「いいですよ♪」
鉄平は表通りに面したカラオケ店を選んだ。あまり寂しい場所に行くと女性が警戒してしまうと思ったからだ。それに人気店でそこそこ客がいる為、女性も警戒していないようだ。3人は部屋を決めて中へと入る。

「まずはビールかな?」
鉄平はビールとつまみを注文する。やがてビールが運ばれ、それぞれグラスを持つ。
「では、お疲れ様〜!乾杯!」
「乾杯〜!」
彰は女性が嫌がっていない様子に安心したが、どうしても自分の初めての相手になる女として見てしまい緊張する。
(ヤレないよ、こんな美人…。)
目の前の美人が自分とセックスしてくれるとは到底思えなかった。


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