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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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ブラザー-5

時間が経つと、2人はすっかり打ち解ける。
「なぁ彰、童貞??」
「…恥ずかしながら…」
「キスは?」
「ないです。それどころか女性とお付き合いした事、まだ一度もなくて…」
「え?マジか!?」
「すみません…」
「いや、謝る事はないけど…。なぁ彰、今日童貞卒業させてやろうか?」
「えっ…?ふ、風俗ですか?」
「ハハハ!違うわ。ちゃんとした素人さ。」
「誰ですか?」
「まだ分からない。」
「え?どう言う事ですか?」
「今からナンパして女捕まえて、その子とヤッちゃうんだよ!」
「な、ナンパ!?僕、無理ですよ…」
「大丈夫!俺がナンパするから。」
「でも鉄平さんににならついて行くでしょうが、僕なんかについては来ないですよ。」
「大丈夫、彰が童貞捨てるまで俺がしっかりフォローするから。」
「えっ?」
「ま、3Pになるけど、我慢してな?そのかわり、服を脱いだ女の姿をたっぷりと楽しませてやるからさ!」
「…、本気ですか…?」
「ああ、本気だよ。俺は彰と一緒に女をホテルに連れ込む自信がある!」
(た、頼もしい…)
鉄平がかっこよく見えた。
(でもホントに僕、童貞捨てられるのかな…。女と手をつないだ事もない僕が…)
まだ信じられない自分がいた。
「よし、そうと決まったらナンパへGO!」
ノリノリの鉄平について焼肉屋をあとにし、駅へ向かう。時間はもう23時を回っていた。そんな鉄平が向かった先はコンビニだった。
「え?コンビニ?」
「うん。」
時間も遅いし、だいたいコンビニなんかでナンパ出来るのかと不審に思う。コンビニの前でタバコを吸いキョロキョロしていた鉄平だが、急にタバコの火を消した。鉄平の視線の先を見ると、サラサラの茶髪を後ろで束ねスカートのスーツを着た少し地味だが美しい女性がいた。歳は鉄平と同じくらいだろうか。何となく寂しげな雰囲気を出し、疲れているように見えた。
「あの子な、いつもこの時間にコンビニ寄るんだよ。次の日休みの金曜日の夜はいつもビール買って帰るんだ。多分毎日仕事に追われて彼氏もいなく、ハナキンも寂しく一人で乾杯してんだと思うんだよね。だからきっと刺激を求めてるはずさ。前から目をつけてたんだ。」
「え…」
「彰、今日あの子で童貞捨てられるぞ?」
「えっ?あんな美人と?」
「ああ、どうせなりいい女と童貞捨てたいだろ?任せとけ。」
鉄平はその女性を追うようにコンビニに入って行った。


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