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その男、ライデン〜再会〜
【サスペンス 官能小説】

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その男、ライデン〜再会〜-2

ライデンは茜の上にぴったりと重なった。両胸に顔を埋めた。両手で胸を掴んだ。ゆっくりと揉みしだく。トップはツンツンに硬く、そして乳輪のボツボツさえも立っていた。ライデンは舌で何度も乳首を舐めた。はあ〜はあ〜と茜の息を荒くなる。それでもライデンの指は両乳首を引っ張り、それを舌で押し込み、また引っ張り。仕返しとばかり茜はライデンの肉棒を掴んだ。
「掴むな!」
「お返しよ」
「ならこっちもお礼だ」
ライデンは顔を茜の下半身にずらしてゆっくり両足を開き、陰部を舐めだした。
あ〜いい、あ〜いい。茜は肉体を震わしながら感じていく。
「これが欲しいんだろ?」
ライデンはビラビラの上にある突起物に指を置き転がした。
あ〜あ〜茜の喘ぎが激しくなる。
「それ以上、だめよ」
「いきそうなのか?」
「わからない。でも。あ〜いくかも」
ライデンは茜がいくまえに自分の物を挿入した。そして最初はゆっくりと突いていたが、やがてスピードを上げ激しく突くようになった。
「お願い、もうダメだって」
それでもライデンは止めなかった。茜は工事現場のストンストンという音のように何か鉄の棒で突かれているような感覚になっていった。
「茜、中に出していいか?」
「うん。いっぱい出して」
二人は激しく激しく抱き合った。二人にはこれが愛なのかどうかは分からなかった。でも腰を動かすことで人生の重荷からの解放を願っていたのかもしれない。二人が果てたとき、しばらくお互いしゃべらなかった。

「こんな時間に何でこんな所にいたんだ?」
最初に口を開いたのライデンだった。お互い素っ裸のまま天井を見つめていた。
「この1か月に3人の女性が失踪して捜索願いが出されているの」
「それで?」
「3人に繋がりはない。でも共通することがある。両親なし、兄弟姉妹なし、独身。いずれも会社からの捜索願い。さらに消えたのがいずれも金曜の夜」
「つまり、身寄りがなくて金曜の夜なら発覚は早くても月曜日ってことか」
「年齢は3人とも20代、30代」
「まさか?」
ライデンははっと思った。今夜は金曜日。茜はまだ40になっていない。
「茜、囮になったのか?」
茜は首を縦に振った。
「なんて危険なことを?大体生活安全課のする仕事じゃないだろ?」
「私、この春から捜査課なんです。お兄ちゃんの分までがんばろうと思って」

茜の兄守は5年前に殉職した。売春組織「ドリームワールド」の壊滅作戦での攻防の末でのことだ。ライデンも作戦中に右足に銃弾を受けた。茜は起き上がるとライデンの右足の銃弾痕にキスをした。
「まだ痛むの?」
「いやほとんど痛まない。でも全力では走れない。どうしてももつれてしまう。ドラマや映画で撃たれても平気で走ってるだろ?あれは嘘だよ。実際撃たれてみてわかったよ。一度撃たれた傷が完治することはない」
「そうなんだ」

ライデンは茜の乳首にキスをした。
「乳首また立ってるぞ」
「立ってないよ」
「いや立ってる。ほら」
ライデンは乳首を手のひらで転がした。
「一つ聞きたいんだけど、ライデンが辞めたのはおにいちゃんの殉職の責任を感じたから?」
「いや、違う。違う。むしろ守の分までがんばりたかった。本当にこの足を考えてのことだ。事務職の話もあった。警察学校の話もあったが、断った。そう言えば寺越課長はお元気か?」
「お兄ちゃんとライデンがいなくなって、すっかりやる気なくしてる。それに今年の年末で定年」
「そうか、課長も定年か」
「それに本庁から来た雨森課長補佐がうちの課を実質的には仕切ってる」
「雨森って雨森竜三郎か?」
「うん」
「あの本庁のマル暴の?」
「うん、今夜囮になるよう言ったのは雨森で、極秘だから誰も知らない」
「課長だけには言ったんだろ?」
「いいえ、言わなかった」

ライデンは茜の手を引き玄関まで連れて行った。


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