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その男、ライデン〜再会〜
【サスペンス 官能小説】

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その男、ライデン〜再会〜-1

マンションのベランダに出ると熱風が頬に張り付いた。熱帯夜の街は静かで平和に感じた。ライデンは大きく伸びをした。夜11時を回ってマンション前の一車線の通りは人の気配すらなかった。かすかに聞こえる隣人の声は男女の夜の営みにほぼ間違いなかった。その時だった。誰かが走っているのか?靴音でもない鈍い音が通りの右方向から聞こえてきた。ふと目にすると30前後の女だ。裸のまま大きい2つの胸を揺らしながら裸足で逃げるように走ってきた。その後ろに黒い影が一人。ライデンは部屋に戻り引き出しから拳銃を出すと急いで道路に出た。走ってきた女を抱きかかえると追いかけてきた黒い影と対峙した。黒い影は若くマッチョで角刈りのチンピラ風だ。素手ではとても勝てそうにない。
「じじぃ、その女よこせ」
黒い影は息を切らしながら言った。ライデンは微動だにせず拳銃を構えた。
「じじぃ、どうせ玩具だろ?」
黒い影はゆっくり近づいてくる。
バキューン。ライデンは空に一発放った。黒い影はたじろいた。
「てめえ、覚えてろ!」
そう言って今来た方へ走り去った。

「もう大丈夫だ」
ライデンはそっと女の顔を見た。どこかで見覚えがあった。
「茜か?」
「ライデン?」
その女はライデンのかつての同僚、橘守の妹茜だった。以前のように長髪ではなくバッサリと切ったショートカットだったので分からなかった。5年ぶりの再会だ。
「そこの2階が俺の部屋だ。とにかくシャワー浴びたほうがいい。服は男もんしかないけど裸で帰るよりいいだろ?」

茜はライデンに肩を借り階段を昇った。
「怪我はないか?」
「うん」
茜は汗でびっしょり。あちこちにかすり傷もあった。茜はシャワー室に入るとこらえていた涙が止まらなくなった。そしてそのまま床に座り込んだ。全身にシャワーが降り注ぐ。シャワーの扉に茜のシルエットが映ってる。
「大丈夫か?」
「うん」
力ない返事が返ってきた。
「入るぞ」
ライデンは浴室のドアを開けた。
「俺が洗うよ」
ライデンはボディソープを両手に乗せると茜の全身につけていった。決してエッチな気持ちにはならなかった。とにかく早く茜の体を清潔にしたかっただけだった。だから陰部を触り少し茜が喘いでも何も感じることはなかった。茜の全身にシャワーを流してバスタオルでしっかりと拭き取る。
「俺のTシャツとジャージのズボンでいいか?」
茜は返事しなかった。そしてそのままライデンに抱きついた。

橘守はかつてのライデンが勤めていた虹ヶ丘署捜査課の同僚で5つ下。茜は守の妹でさらに7つ下。同じ署の生活安全課にいた。

「今探すから」
ライデンは茜に着せる物を探してる間、茜は全裸のままぼけっと立っていた。きれいな肌、そして抜群のプロモーション。どんな男であっても、どんなに理性があっても抱きたくなる女だ。その生唾の出るほどのボディだなとライデンは茜を見つめやっと気づいた。
「どうした?何があった?」
「怖かったの。とても怖かったの」
そう言って茜は裸のままライデンに抱きつき無理やりキスをした。それをライデンは優しく拒んだ。それでも茜は求めた。」
「男に何かされたのか?」
茜は大きく首を振った。そして少し間をあけてからしゃべり出した。
「車に乗せられ、裸にされてもうダメかと思った。でも運よく車内に押し込まれたときに虫が入ったみたいで、それが男の目に止まった。多分ゴキブリかな。男が痛いと騒いでるうちに車から出て逃げ出したの」

ライデンはやばいと思った。最近元気のなかったアソコがビンビンになってしまったのだ。こんなエロい体が目前にあったらやばい。形のいいおっぱい。ツンと立った乳首がどうしても視界に入る。
「早く何か着てくれ」
「硬くなったから?」
茜にはライデンの下半身の変化がばれていたようだ。ライデンは抑えきれなくなり急いで服を全部脱いだ。そして二人はベッドへとなだれ込んだ。


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