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忘れられない
【悲恋 恋愛小説】

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忘れられない・・・・・好き編-3

『もしもし・・・』「もしもし 亮だけど やっと出てくれたぁ」

『シャワー浴びてたんだぁ。メールごめんね。返そうと思ってるうちに寝不足で海でねちゃって・・』

「そうだったんだ。昨日海行くって行ってたもんね。楽しかった?」

『ほとんど寝ちゃって、かなり焼けて痛いよ。』「じゃあ今度会った時どれだけ焼けたか楽しみだな。いつなら暇?」

慌てて日記を手にする。暇な日は・・・

『教習の予定でいっぱいだから28日なら平気だよ。』

「28日でいいよ。近くなったらまた連絡するから。」

あの日のキスには触れないようにくだらない話をして電話を切った。

1週間後・・・二人きり・・・考えただけで緊張する。こんなにドキドキするのは久しぶりだ。一人でまいあがりながら浮かれていた。

毎日の教習場通いで1週間はあっという間に過ぎていく。

前日に亮君から場所と時間のメールを受け取り、浮かれながら洋服選びをしていつもより早めにベッドに入ったのはいいけど中々寝付けないでいた。小学校の時、遠足が待ちどうしくて興奮して眠れない前の日みたい(笑)いろいろ考えているうちにいつの間にか寝ていたようで気づいたら待ち合わせの3時間前だった。

遅めの朝食兼昼食をとり少しのんびり過ごして、家を出る。パルコ前での待ち合わせ。彼がいないことを確認すると、パルコの中で化粧のチェックをしてショップの鏡で洋服チェック。約束の時間までもう少しだから外に出る。8月の終わりとはいえまだ日差しが暑い。

この暑さが憎い。

「1週間ぶり。黒くなったね(笑)」彼の笑顔が眩しくて、またドキドキ。

『亮君には負けるけどね。』

亮君がプリクラ撮りたいって言うからゲーセンに行ってプリクラを撮って、マックでマッタリして、向かい合わせだからジュース飲むのが精一杯だった。行き交う人達の観察をしながら笑いあったり、くだらない話が楽しくて、嬉しくてドキドキした。

夕方になった頃ここじゃ何だからって少し離れた裏通りの公園へ

ベンチに座って

「こないだの事だけど、軽はずみな気持ちでしたんじゃないから。信じてくれないかもしれないけど、一目惚れしたんだ。愛華ちゃんが好きだから付き合って欲しい」

亮君の真剣な顔から目をそらすことができなくて・・・・・・・・・・・

『愛華も亮君に一目惚れだったんだ・・・。愛華でよかったら亮君の彼女にしてください。』「マジで!?超嬉しい。大切にするよ。」そう言って笑う亮君の顔は夕焼けに染まって綺麗で眩しかった。

8月28日・・・私たちは付き合いだした。付き合いだした頃は永遠が続くと思っていた。別れはいつかは来るかもしれないけど、まだまだ先の事だって思ってた。毎日が楽しくて、幸せで・・・・当たり前のように亮がいて。亮の隣があまりにも心地よすぎて、亮がいなくなくなる事なんて思いもしなかったよ・・・・・・・・・・・。


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