投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

忘れられない
【悲恋 恋愛小説】

忘れられないの最初へ 忘れられない 0 忘れられない 2 忘れられないの最後へ

忘れられない……出会い編-1

私、渡瀬 愛華(わたせ あいか)17歳 琉雅高校3年生
背は低いし、目立つ顔立ちもしてない。ごくごく普通?の女の子
付き合ってもうすぐ1年半になる相田 俊樹 18歳 鳶職と付き合ってます。でまこの頃はマンネリ気味でもう2ヶ月も会ってない。一応連絡はとってるんだけど、会いたいと思わない。それにこっちからは連絡はとってない。正直俊と遊ぶよりも友達と遊ぶ方が楽しい。そんな私の気持ちに気づいてるのか、他に女がいるのか、最近はほとんど連絡がこない。この年になって自然消滅かよ…中学生じゃあるまいし。
でも今は、海に飲み会。高校最後の夏を満喫中なの(笑)
「ねぇ、愛華。友達がさぁ〜遊ぼうって言うんだけどこない?」
夏休みも残り半分になった時 坂井 結衣から連絡がきた。
『え〜どうしようかなぁ…明日朝から海なんだよね。』本気で悩んでるわけじゃない。明日は朝から海だけど、寝不足にも慣れてきた。ただ夕立あけなのに外はムシムシしていて外に出るのがかったるいってのが正直なところだ。
「お願い。結構いい男だからさぁ」
『OK。わかったよ。』約束の時間と待ち合わせ場所を決めて携帯を切る。約束の時間まで2時間。シャワーを浴びて化粧をして洋服に少し悩む。結局サーフっぽいキャミに、デニムのミニスカを合わせる。大好きなウルトラマリンの香水をつけて、ウエッジソールのサンダルを履いて家を出る。
バスに乗り込み待ち合わせの駅までは20分…。ボーっとしながら外を見ていた。夕立後の空は綺麗な夕焼け。明日も晴れか……。
本当はこのままじゃいけない事は分かってる。まだ決めていない進路。あと半年もすれば高校も卒業。子供でいられるのも高校生までなのかもしれない。不安を隠すように遊び歩いた夏も、もう半月で終わっていく。9月になれば嫌でも考えなきゃいけないんだ。俊との事もはっきりさせなきゃいけない…。そんな事を考えているといつのまにか駅についてしまった。
バスを降りて結衣にメールする。しばらくして結衣から着信が来た。話しながら歩いていると結衣が見えたから手を振って携帯を切る。
「暑いね〜。雨やんでよかったけどよけい暑くない?」
『だね〜。』少しそっけなかったかもしれないけど、結衣は気にする事もなく話を続けた。
「俊君とはどう?」『相変わらずだよ!最近連絡もないし、会ってもないもん。いい加減分かれなきゃって思うんだけど………。』
「そっかぁ。でも彼氏いるのは内緒だからね。」話の途中で結衣の携帯がなった。
結衣が話してるそばを少し離れる。車が行き交う駅のロータリーのうるささ。早く免許欲しいなぁ。免許が取れたら海に行きたい。
「友達来るって。」『うん。』
そう返事して結衣の方を見ると、結衣のずっと先に騒ぎながらこっちにくる2人組の男が見えた。「あっ。来た」結衣が呟いた。2人は私達に気づくと走って来た。


忘れられないの最初へ 忘れられない 0 忘れられない 2 忘れられないの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前