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re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

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re LIFE-6

「欲しいものが全部手に入る人生って、きっと楽しいんだろうね…。そんな夢みたいな人生があったら、私もやり直してみたいな…。でも人生って、笑ったり泣いたり、悩んだりくるしんだり、そして後悔するからこそみんな一生懸命生きようとするんだよね。もし今修と別れたら、きっと後悔する。そして暫く経ってからやっぱり別れるんじゃなかった、あの時に戻りたいって思って、人生をやり直すチャンスがあったなら…、でも私はやり直さない。だって今の修を見てれば分かるもん。同じタイミングでまた後悔に悩んで、またやり直しての繰り返しになると思うから。そこから全く先に進めないままやり直し、またやり直し…。永遠に後悔に囚われて苦しみ続けるだけだから。なら私は修といい経験できたって割り切って先に進みたい。そう思う。」
この子はこんなにしっかりとした子だったのかとアンナを見直した。それに比べて自分が情けなくなる。
「後悔のない人生なんかない、人間は後悔をいくつも乗り越えて先に進むむのなんだな。2回の人生でそれを学んだよ。人より倍の人生を生きて来てようやく分かるとか、どうしようもないわ。」
「それに気づいたのはいいとして、修?結局私と長谷川さん、どっちを選ぶの?」
いくら綺麗事を並べても、大きな問題はそこだ。その答えを出さずにはどうしようもない状況なのは分かっている。だが答えが出せない修。もう自分が消えてしまった方がいいんじゃないかとさえ思ってしまう。

修は声を振り絞って言った。
「どうすればいいのかは分からない。でも一つだけ言えるのは、くだらない欲望に負けて後悔を取り戻す人生をやり直すだなんて考えなければ良かった…。あのときキッパリとあの教祖の誘いを断ってれば良かった。ヤリ残した女達とセックスしてきても幸せにはなれなかったし、誰も幸せに出来なかった。掴むべき幸せはセックスなんかじゃなく、毎日少しずつ育んだ小さな幸せだった。その幸せだけは諦めたくても諦められない。だから俺はこんなに苦しんでるんだ…。」
心の底からの苦しみを表すような表情でそう言った修はとうとう答えを出した。
「俺は…不幸な梨紗を見捨てられない。俺は…梨紗を幸せにしたい…」
すなわちアンナを見捨てると言っている事は自分でもよく分かっていた。だが嘘偽りのない気持ちを口にする事が自分をこんなに思ってくれているアンナへの礼儀だと思った。

「そうなんだ…」
そう言ったアンナの目が一瞬怪しい光を放ったかのように見えた。表情もどこか変わったかのような気がした。


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