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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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友人との出会い-3

 通常のトイレと同じように男女ごとに別れているこのトイレは体育館で授業前後、部活動の部員らが主に使う。

 遥太は入り口のドアを押して男子トイレに入る。
 
 男子トイレ側の中はこじんまりしていて、立ち小便器が三つと手すり付きの小便器が一つ。その奥には和式の便所が二つある。辺りを覆う壁と地面の床はクリーム色のタイルだ。

 この手のトイレは半ば無法地帯となっている公園の公衆トイレと差がないように見えるが、違うのは壁面には一つも落書きなどなく、清掃する用務員やら生徒らのお陰で綺麗に保たれているということだ。

 この差は非常に大きい。綺麗なトイレであれば気持ちよく用を足して、出て行く時も清々しい気分になれるからだ。

 遥太は立ち小便器の前まで行こうとして、ふとある物が目に付く。

 二つ並んだ鏡付きの洗面台の上の方、タイルの棚のスペースにトイレットペーパーが六つ程並んでいる。

「(何で補充する分がこんなに置いてあるんだろ‥‥?)」

 不思議に思いながらも、遥太は感じた疑問を保留にして、立ち小便器まで移動する。

 遥太は立ち小便器の一番左端の前に立つと、制服の股間のファスナーを下ろして履いているトランクスからペニスを出して、指でさり気なく固定する。

「ふぅ‥‥」

 下半身をちょっと力むと、竿を伝ってシャー‥‥と勢いよく小便器の中に放尿する。遥太は二十秒も立たない内に出し終えると、立ち小便器の上に備わっているボタンを押して水に流す。

 スッキリした気分になった遥太は、今度は洗面台の方に立って蛇口をひねって水を出して手を洗う。その際に備え付けのハンドソープ型の石鹸を使う事も忘れなかった。

 ササッと手を洗い終ってしまえば、ハンカチは持ってきていないし、乾かすハンドドライヤー的な設備はここに無いので、そのままトイレを出るだけである。

 その時、不意に呼び止められた。

「あのさ。そこの人、ちょっと待ってくれるか?」

「え?」

 その言葉に声のする方へと振り返った。声がしたのは和式便器の二つある個室のトイレ。その内の片方側のトイレからだった。

 入った時には遥太は全く気が付かなかったが、自分より先に先客が入っていたらしい。

「あ、聞こえてるかな?悪いけど入り口の棚にある紙を持って来てくれるか?」

「紙?」

 思わず間抜けな返事を返すが、ここがトイレだという事を思い出して言いたい事をすぐに理解した。

 遥太はタイル棚からトイレットペーパーを一つ手で取ると、個室トイレの前まで向かった。

「持ってきたら投げて寄越してくれ」

「うん」

 当たらないように端っこに向けて遥太はホイっとトイレットペーパーを投げた。

「おっ。サンキュー!」

 個室トイレの中から感謝の言葉を聞くと、遥太はそのまま帰ろうと背を向ける。

「あ!ちょっとトイレの前で待っててくれ。改めてお礼とか言いたいから」

 大げさな、と思いながらも遥太はせっかくの好意を無下にも出来無かったので、トイレの出入り口で待つことにした。

 暫し出入り口付近で立ち尽くして待っていると、男子トイレのドアが開いて一人の男子生徒が出て来た。

「よっ、待っててくれたんだ」

 フランクそうな笑みを浮かべて出て来たのはスラッとした背の高めの男子。色黒の肌に二枚目半の顔立ち、前髪を上げた茶髪のショートヘア。少しチャラい印象の男子生徒は、自分以上に制服を着こなしているように見える。


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