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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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同級生との交流-2

 そんなことがあってから修学旅行の季節を迎えた。

 修学旅行の宿泊の部屋は出席番号で自動的に振り分けられ、わたしは2泊目の夜に吉田京子と同じ部屋になった。神社仏閣を見物して回る中で、京子がわたしに囁く。

 「今夜はわたしのとなりで寝てね。面白いものを聞かせてあげるから」

 お笑いタレントの漫談でも聞かせてくれるのだろうか…。夕方になりバスは旅館に到着する。旅館に入り、宛がわれた6人部屋には既に布団が6組窮屈に敷き詰められている。

 京子はいちばん奥の布団を選んで枕元にボストンバッグを下ろして陣取ってわたしを見る。わたしも後に続いて隣の布団にバッグを下ろした。

 食事や入浴を済ませて消灯時間になったが、時間通りにみんなが寝息を立てるはずもなくたわいもない話を延々としている。それでも夜が更けていけば徐々に睡魔に襲われていき、いつしか、わたしと京子だけが起きている。おもむろに京子がバッグの中からテープレコーダーを取り出す。

 イヤホンをテープレコーダーに差し込み、片耳の分をわたしに差し出す。わたしは左耳、京子は右耳にイヤホンをさし込む。イヤホンのコードはそれほど長くはないから、耳から外れないようにすると、わたしと京子は触れるか触れないかの間隔に近付いて横になっている。

 「じゃあ、再生するね」

 京子がガチャリと再生のスイッチを押す。物悲しい『ドナドナ』のメロディーが流れ始める。終わったと思ってもまた始まって『ドナドナ』は5分くらい続いている。(え? これずっと聞いてるの?)と思っていると音楽が徐々に小さくなり、女の声の独白が始まる。京子がわたしの顔を興味深そうに見詰めている。

 『わたしは、17歳の高校2年生…』

 声の調子からは同世代にはとても思えないが、17歳…ということらしい。

 『今日は、家庭教師の先生が来る日。…あ、いらっしゃったみたい。いつものようにママがショートケーキと紅茶を部屋に運んでくる。お母さんが部屋を出てドアを閉める…あんっ!…』

 切なげな叫びが聞こえ、すぐに『ブチュッ、ブチュブチュッ』という音が…。

 『…今日も…キス…ディープキスから…始まる…』

 女の独白が挟み込まれながら、卑猥な音が続く。わたしは驚いて京子の顔を見る。京子はちょっと困ったような、恥ずかしそうな表情をしているが、イヤホンを外す気配はない…。暗がりの中だから顔色まではわからないけど…。

 『先生が…先生が、服の上から…わたしの…バストを揉み始める…アンッ!…アアンッ!…』
 『スカートをめくり…パンティの上からわたしの…恥ずかしいところを…指で…ア…アアッ…』
 『先生が…ベルトを外してズボンを脱ぐと…先生の…固くそそり立った…アレが…顔の前に突き出される…ンン…ハムッ…わたしは…先生のアレを…フェラチオする…ジュプッ!…ジュボジュボッ!…ブチュルルッ!…』

 卑猥な音が派手に耳に響いてくる。女の独白…というか状況の説明と交互に繰り返されながら、行為が進んでいく。

 『先生が、中に…わたしの中に入ってくる…アア…アアン…いい…気持ちいい…』
 『アンッ!…アンッ!…アンッ!…わたしは上り詰めていく…アンッ!…アンッ!…アンッ!…あぁ…いい…気持ちいい…先生、気持ちいい…気持ちいい…気持ちいい!…』
 『あ、イク!、イク、イク!、イッちゃう!、イッちゃう!、イックウッ!…』

 『先生』が射精したことの独白があり、再び『ドナドナ』のメロディーが流れ始める。冒頭ほど長くはなく、音楽もフェードアウトしてガチャリとテープは止まった。

 「どうしたの? コレ…」

 声を潜めて京子に訊く。

 「家の近くに落ちていたの」

 踏みつけられたのかプラスチックのケースは砕けていたが、『女子高生のセックス』とのラベルに思わず拾ってしまったとか…。ラベルは自分の部屋でカセットから丁寧に剥がしたという。

 「一緒に聞きたかったの」
 「え、どうして?」
 「…だって、わたしと同じコトしてるって教えてくれたじゃない?」
 「そ、そうだったよね…ごめん」

 『どうして?』などと反問されたことが意外だというように京子が胸に顔を埋めてきて思わず謝ってしまう。学校の屋上では、恥ずかしい告白をして涙まで流している京子に感情が移って、つい自分まで『告白』してしまったが、好んで『教えた』というつもりはなかったのだけれど…。

 顔を上げた京子に訊かれる。

 「…興奮した?」
 「そうだね。…興奮しちゃうよね」

 わたしは京子の質問を肯定する。…実際、興奮してもいたけれど。

 「よかった…。こんなの聞いてもらったら、どんなふうに思われちゃうかな…って心配だったけど…安心した」
 「見つけたときドキドキしなかった?」
 「したよ、思いきり。誰かに見られたら大変…とか。はじめはなんだろう? って思って手に取ったんだけど…気が付いたら走って家に駆けこんでた」 

 手の置きどころもないのか、京子の手がわたしの腰骨のあたりに置かれている。受け答えのたびに、恥ずかしさを隠すように、身体に置かれた手が動いてわたしの身体を撫でさすっている。

 「…そうだよね」

 わたしも返事をしながら京子を同じように撫でさする。

 「…さわって」
 「え?」
 「ほら…またそうやって聞き返して…」
 「あ…そんなつもりじゃないけど…」
 「さわって…ここ」

 京子の手がわたしの胸に延びる。

 「さわって…わたしのも」

 わたしも京子の胸に手を伸ばすと安心した様子で囁いてくる。

 「わかってると思うけど、わたし、これ聞きながら、いつもしてるの…」
 「う、うん…」
 「…もう1回聞く?」


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