投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

re SEXLIFEの最初へ re SEXLIFE 400 re SEXLIFE 402 re SEXLIFEの最後へ

元妻-7

「お子さんは1歳でしたっけ?」
「はい。男の子が1人です。」
「そうなんですか…」
修はまたショックを受ける。
(男の子…、歩美じゃないんだ…。そうか、そりゃそうだ。俺との子じゃないんだから。て事は歩美はこの世に存在しないんだ…。嘘だろ…、あんなに可愛い歩美が存在しない…、俺はもう二度と歩美に会う事はないのか…)
修は梨紗が妊娠した時に女の子が欲しかった。そしちい女の子と判明し偉く喜んだ。歩美が生まれてからずっと、何をされても怒った事はなかった。愛くるしい歩美にパパパパ呼ばれるとついつい可愛がってしまう。一緒にいる時はなるべく遊ぶようにし、修には物凄く懐いていた。梨紗にちょっとは怒ったりしてよと言われたが、俺は怒らなかった。修が浮気をしないでいられたのは、歩美を裏切りたくない気持ちも理由の一つだった。そんな歩美がこの世に存在しないと思うと目の前が真っ暗になった。

「どうかしました??」
「い、いえ、何でもありません。」
「お疲れですか?」
「いえ、じ、自分もそろそろ結婚して子供とか欲しいなって。アハハ…」
頭をかいて笑った。
「高梨さんは、きっといい旦那さんになりそうですよね。」
「そ、そうですかねぇ。」
「はい。それに金井さんなんか物凄く合うと思いますよ?2人ならきっと楽しい家庭が気付けそう。」
「いやー、どうですかねー。(俺は梨紗と楽しい家庭を作ってたんだぞ?)」
どこかもどかしさを感じた。

「あ、ちょっと一服してきますね?」
「あ、はい。」
修は少し離れた喫煙所でタバコを吸う。
(きっと体に悪いからやめたらとか言うんだろうな。)
梨紗にはいつもタバコを止めるよう言われていた。それは修の健康を考えてくれていたからだと知っていた。梨紗は闇雲に止めろ止めろ言うタイプではない。人を気遣える女だ?
タバコを終え戻ると、
「結構タバコ、吸うんですか?」
と聞いてきた。
「あ、はい…」
「…そうなんですね。」
きっと初めて話した相手にタバコを止めろと言うのは烏滸がましいと思ったのだろう。梨紗は言葉を濁した。
「タバコ、嫌いですか?」
「いえ、吸う人を毛嫌いする事はないですが、やっぱり健康に悪いから…。」
「長谷川さんて優しいんですね(相変わらず)。」
「そ、そんな事、ないです…」
少し照れて答えた梨紗。
(梨紗は梨紗のままだ。何も変わらない…。)
どんどん元妻に引き込まれていく修であった。


re SEXLIFEの最初へ re SEXLIFE 400 re SEXLIFE 402 re SEXLIFEの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前