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ダンシング クィーン
【OL/お姉さん 官能小説】

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揺れ動く 心-1

泰三は栄治から 康子とお茶を飲みラインを交換したと受け取っていた

栄治からその夜 ラインが康子の携帯に入り 今日はありがとうございました 
また面白い本が有ったら教えて下さいそれと次に早く終わる日はと
康子は二冊程紹介し 次は金曜二時と伝え 同じ喫茶店で話をすることにした 

お茶を飲みながら 読んだ本の話をしていると 楽しく成り笑いだす 
栄治と話していると時間が速い 彼の目は康子を見つめ 
視線に思わず目を伏せてしまう明日は?と聞かれ 
家に居るだけ子供も手がかからなくなったから 
お昼は少し時間有りますか?と尋ねられた 栄治に上野で絵画展をやってるので 
どうかと誘われ 誘うとき栄治は真剣な目で見つめて来る 
思わず目を反らすが 心臓の鼓動が早くなっていた
お昼だけと何処かで自分に言い聞かせ 11時に上野の駅で待ち合わせを約束した 

夜夫は帰ると明日はゴルフと 道具を用意しはじめた
泰三は康子と上野で絵画展を見ると 栄治から受け取っていた 
家に帰りゴルフの用意をしながら康子を見るが何も言わず 
普段道理の康子が居る

康子が約束の時間に 駅に着くと栄治が嬉しそうに近寄って 早いですけどと 
お蕎麦嫌いですか?と公園の傍の店に向かった 店の前の椅子に並び
30分ほど待って 店に入った 栄治がここお昼は1時間以上待たないと入れないんで 
美味しいから康子に食べさせたくて 
11時にしたと嬉しそうに康子の目を見ながら話す
栄治の視線に 気持ちが昂る 抑える様に表情を変ず答え 絵画展に足を運び 
その日は駅で別れた 栄治と別れホームを歩く間, 背中に栄治の視線を感じ続け 
ため息を漏らした

泰三は康子が栄治と絵画展に行ったと プレーの途中で受け取っていた
泰三はその日家に帰り 普段と変わらない康子を見て 
「今日どこか出かけた?」と聞くと 買い物だけと夕飯を並べ子供達に 
注意しながら食事を進めている

康子の許に 毎日の様に栄治からラインが届き 
康子もどこかで心待ちにするようになった 週二回の2時の日は 
栄治とお茶を飲み 楽しく笑い 何時位だろこんなに笑ったのと 
心がときめいていた 栄治がそんな笑顔を カメラに収め 
康子さん綺麗ですねと言われ 顔を赤らめながら もうおばあちゃんと言うと 
康子さん最初見た時から綺麗と思ってと栄治が俯きながら 呟いた
その言葉に康子の心がときめき 否定したい心と受入れたい心に揺れ動く

泰三の許へ 康子の笑顔の写真が送られてきた 楽しそうな笑顔は 
昔の笑顔そのままだった付き合い始めて 待ち合わせた場所で泰三が近寄った時 
食事をしながら笑った時の顔がそこに合った 
どれぐらいだろう妻の楽しそうな笑顔を見なく成って 
そこには嬉しそうに微笑む妻がいて 心が少し騒めく

月曜 栄治とお茶をして 何時の間にか4時を指したとき 
栄治が時計を見て慌てて飛び出して行った 暫くするとラインが入り 
コーヒーのお で切れた文章だった
夜遅くラインが入った 携帯をトイレに持ち込み開くと 
今日は少し慌てて済みません 今度会った時 コーヒーの代金払いますと 
丁寧に懸かれおやすみなさいと書かれていた

夜泰三は 妻を見る最近は携帯を持ち歩き 時折嬉しそうに文面を見ていて 
声を掛けると友達からと部屋に入って行く 後ろ姿に軽い嫉妬と焦燥感に襲われた

二日ほど経ったころ 夫がこの間連れて来た 若いの覚えてると聞かれ 
頷くと 何か奴月曜の取引先とのアポ 遅れたらしいんだ 
取引先時間に厳しい会社だから何か駄目になったらしい 
あいつ会社で凄く絞られてたらしいぞと 笑いながら康子に言ってきた

康子は気に成るが 栄治からはそのことで 何も言ってこなかった 
栄治は相変わらず 普段の事と今読んでいる本の話と できればお昼はと誘われ
翌週 お昼に合う約束をした  

泰三の許へ翌週食事をすると ラインが入った

約束の日都内で何時ものパンツからスカートに履き替えた康子は栄治とお昼を食べ 
近くの公園を歩く 康子が月曜の事を話すと 大丈夫です何でもありませんからと 
康子さんとの時間は早いですねと残念そうに話し別れた

泰三は帰ると 康子に今日はと妻の顔を見ながら聞くと 
何時ものパートよと泰三にビールを出して来た
栄治の事を知らなければ普段通り自然に見える思いなしか 康子が綺麗に見え 
髪形も少し変わった様に感じ 心が揺れる

夜康子に栄治からラインが届き 今日は楽しかったですとラインが入った 
お休みと返し康子は携帯を握りしめ 天井を見つめ続けていた

翌週栄治から お昼に映画と誘われ 仕事を休み 
映画に二人で行った何年振りか心が浮き浮きするのは 
映画館に入り二人並んでポップコーンを摘まんでいる時 
手が触れあい 栄治が康子の手に手を重ねてきた康子は手を返し握り返す 
暗い映画館の中栄治の手の暖かさに 心が奪われ始めた 
上映が終わり少し歩きませんか? 
二人で近くの公園を手を繋ぎ 今読んでる本の話をしながら
栄治の大きな手の暖かさに ときめく康子だった

泰三に康子と手を繋ぎ公園を歩いたと ラインが届いた


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