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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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混沌とした世界(前編)-9

「貴方の妻はもうすぐ若い男に犯されて気持ち良さに身悶えるわ」

縛り上げられ、床に転がされている男は囁かれてうめいていた。

「ねぇ、どうして貴方はこんなに勃起しているの?」

縛り上げられている夫の股間のあたりをズボンの上から撫で上げた美少女はさらに囁きかけた。

酔った若い盗賊の男性を操り民家に侵入させ、バーデルの都の住人をいたぶってから、シャンリーは盗賊と夫婦の3人とも、心を支配してから贄にする呪術を試みていた。

「直接さわって欲しいの?」
「うぅっ、むぐっ、ううぅ」

美少女エステルの可愛らしい声で囁かれている盗賊に襲撃された夫婦の夫は、興奮して今にも射精してしまいそうになっていた。
目隠しされ見えず、縛り上げられて身動きできず、口も布で猿ぐつわされて言葉もうまく出せない状況。さらに、妻は寝室で若い侵入者に犯されようとしていると聞かされている。
若い侵入者に妻がどんなふうに敏感な急所の乳首を舐められ吸われ、甘噛みされて感じているか。股間の牝の花も顔を埋められて舐められていると聞かされ、妻が愛撫にどんなふうに腰をくねらせているか、夫は頭の中に思い浮かべてしまい勃起してしまっている。
服の上から撫でられるだけで、そのまま射精してしまいそうになる。

「ズボンを下ろしてあげる。ふふっ、見なさい、貴女の夫は他の若い男に妻が犯されているのを思い浮かべて、こんなに逸物を勃起させて興奮しているのよ」
「う、うううっ!」

床に転がされた夫は、ズボンを下ろして股間の逸物を露出させて囁いている子供のような声の主以外に、おそらく、妻と若い侵入者と思われる人の気配を感じて動揺していた。

「ねぇ、夫ではない若い男に思いっきり欲望をぶつけられて、とても気持ち良かったでしょう?」

シャンリーは人妻のそばに近づいて、まだ若い男が膣奥へぶちまけた白濁が滴り落ちている牝の花をしなやかな少女の指先で弄った。
くちゅぬちゅっと湿った卑猥な音を、床に股間の逸物を露出して転がされている夫は聞いた。

「はひぃ、あぁっ、んあっ!」

シャンリーに牝の花を、背後から抱きしめている盗賊の若い男に耳を舐められながら乳房を揉みしだかれて、人妻は泣きながらあえぎ声を上げていた。

「這いつくばって、貴女の夫のそばでもっとやらしい淫らな声を聞かせてあげたらいいわ」

這いつくばった人妻の目の前には、目隠しされて、猿ぐつわされてうめいている夫の顔がある。
盗賊の若い男は両膝を床について、人妻の腰をがっしりとつかんだ。
人妻の牝の花にあてがった勃起した逸物を、一気に深々と沈めた若い盗賊が、はぁ、はぁ、と興奮した熱い吐息をこぼしながら、腰を動かし始めた。

「んはぁ、あんっ、ああっ、んひいぃぃっ!」
「貴方の妻は這いつくばって、若い男の逸物に貫かれて、とても気持ち良さそうな顔をしているわ。見たいでしょう、ふれたいでしょう、だめよ、でも貴方に感じさせることはできる」

シャンリーは若い盗賊の尻と床に転がされている夫の脚を同時にふれていた。
若い盗賊と床に転がされている夫の感覚がつながる。
夫は目隠しをされているのに、妻の汗ばむ背中や揺れる尻が頭の中に浮かぶ。

「貴女は今、若い男に犯されながら、夫を気持ち良くしてあげているのよ。もっとふたりを気持ち良くしてあげて」

侵入者の若い男が射精すると、床に転がされている夫の勃起した逸物も射精して這いつくばった人妻の手に、白濁が噴き出してかかった。人妻は射精した夫に肌を重ねかぶさるように崩れた。

シャンリーは、射精直後で両膝をついたままの若い盗賊の背後に回り込むと、蛇神のナイフで喉のあたりにスッと刃を引いた。
傷口がぱっくりと開き、夫妻の身体の上に真っ赤な血汐が降りそそぐ。

「この盗賊の遺体は、ふたりが夢だと思わないように置いていくわ」

シャンリーに殺害された盗賊ビリーは、自分が首を切り裂かれたことや、人妻を犯したことすらも自覚していない。
シャンリーと出会ってしまった5日前から、盗賊ビリーの記憶は止まっている。

シャンリーに若い盗賊ビリーの遺体を置き去りにされた。拘束された夫のエラルドと若い盗賊の遺体。
人妻のリタは目を覚ましたあと悲鳴を上げ、夫のエラルドの拘束を解いた。
ふたりはシャンリーの指示が頭の中に残っていた。

盗賊の遺体を酒場の裏路地あたりに捨てること。遺体を捨てたあと、ふたりで郊外の邸宅へ来ること。
エラルドとリタは、シャンリーの言い残した指示に従い、若い盗賊の遺体を深夜に家から運び出した。
帰宅したエラルドとリタは盗賊の血がついた家のリビングの床を、朝まで拭き続けた。

ひどく疲れ果てた顔のエラルドとリタが昼間、郊外のシャンリーの邸宅にふらふらとした足取りで訪れた。

「やっと来たわね。ふたりとも、服を脱いでついて来なさい」

エラルドがうなずいて服を脱ぎ始めた。妻のリタはそれを見て戸惑っている。
すると、シャンリーが近づいて来た。
美少女エステルの身長は、リタの半分ほどしかない。

「うぐっ」

腹部を殴られ、人妻リタがうずくまる。
シャンリーは人妻リタの髪をつかんで顔を上げさせた。

寝室で若い盗賊は、リタの髪を乱暴につかんだ。そして、射精直後のまだ萎えきっていない愛蜜と精液まみれの逸物を咥えさせた。
シャンリーに髪をつかんで顔を上げさせられた人妻リタは、昨夜の凌辱を思い出していた。

「リタ、そのまま這いつくばっていればいいわ。犯しなさい!」

エラルドが妻の丈の長いスカートをめくり上げ、下着を乱暴に引き下げる。

「リタ、服従すればもう何も考えなくてもいいし、怖がる必要もなくなるわ」
「エラルド、こんな子供の前で、だ、だめぇ、あっ、ああっ、んっ!」

エラルドの手が、リタの腰のあたりをがっしりとつかんでいる。


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