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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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ジャクリーヌ婦人と4人のメイド-9

ジャクリーヌ婦人は、メイドたちに嫉妬していないわけではない。ロイドの見えない力が強化されたら、ジャクリーヌ婦人だけがロイドとの間に子を授かる可能性がある。そして、自分だけがロイドの特別な存在の伴侶という自信がある。
本当にロイドを興奮させ、快楽に溺れさせることができるのは自分だけだとわかっている。他のメイドたちには、ロイドを夢中にさせる母乳は出ない。
ジャクリーヌ婦人のふくよかな豊乳を、ロイドが気に入ってくれているのがわかって、自信がついている。
ロイドに牝としての魅力を全肯定され、嬉しさと気恥ずかしさの入り混じった、ときめきにも似た感情がジャクリーヌ婦人の胸の底にある。

リュシーとリータは、サキュバスのジャクリーヌ婦人や、メイドのマーサとミーナのように、自分たちにはロイドを夢中にさせる魅力はないと思い込んでいた。

ロイドに美しいメイドのマーサを没収された窃盗団の手下たちが、リュシーとリータを犯すことで、なぜ納得したか。またリュシーとリータが、邸宅のメイドとしてあらわれた時、気まずそうな顔になったのか。それはリュシーとリータが年齢の近い似ている姉妹ということに、とても興奮していたからである。
このリュシーとリータが自覚していない魅力は、背徳感をともなっている。
姉と妹を同時に同じベッドの上で犯すことは、日常的な生活の中ではありえない状況である。
母親と娘を一緒に犯すことも日常的な生活ではありえない。
ロイドの手下たちは、そうした禁じられている行為に興奮して女性たちを凌辱したあとで、ハッと我に返る瞬間がある。自分たちは何で興奮していたのか、恥ずかしくなることもある。リュシーとリータの姉妹を輪姦したあとも、そんな気まずい気分になった。

リュシーとリータの義父ジェネジオは、自分の妻の連れ子に淫らな欲望をぶつける背徳感、いけないことを密かにしていることに興奮し、さらに姉妹をどちらも自分の妻のように交わることで、他の女性たちとの関係では得られない興奮に溺れた。妻のロザンナを他の村人に抱かせた時には、連れ子のリュシーを犯してみたいという欲望を、妻のロザンナには隠してすでに抱いていた。
欲望の火に心を奪われ行動したジェネジオは、父親に汚されたと感じた姉妹が家に放火した恨みのこもった炎と煙に巻かれて、真っ黒焦げになり焼死した。

ジャクリーヌ婦人は、王宮の舞踏会で、母親と娘、姉と妹などを料理の味くらべでもするように誘う貴族男性がいることも知っている。
禁じられているからこそ興奮する気持ちは、息子のブラウエルと肛門を使い交わったことがあるジャクリーヌ婦人は知っていた。
リュシーとリータが父親ジェネジオに復讐したように、ブラウエルに復讐されてもおかしくはないと、ジャクリーヌ婦人は姉妹の罪の告白を聞いて思った。

ロイドは朝勃ちした股間を弄っているのは、元酒場娘のミーナとメイドのマーサだと寝ぼけながら思っていた。
初めての時は驚いたが、最近は気持ち良いからいいかと愛撫を受け入れ、そのまま射精することも、ミーナとマーサとじゃれあってから交わることもあった。

「……ん? うわっ、リュシーとリータじゃないか!」

ロイドが驚いて上半身をガバッと起こすと、姉妹のメイドを見つめた。

「そんなに驚かなくても」
「そうですよ〜、私たちじゃダメなんですか?」

姉のリュシーが少し傷ついたような表情で、伏せ目で、ロイドの朝勃ちしている逸物を見つめている。
妹のリータはロイドに質問しながら、逸物を軽く握って上下に扱いている。

「いや、ダメとかじゃないんだけど、リュシーとリータはマーサとミーナが俺をかまってる間に、まじめにメイドの仕事をこなす役割なのかと思ってたから、ちょっと驚いた」
「今日は、私たちがロイド様のお世話をさせていただきます!」
「マーサさんとミーナさんは残念ですけど、ロイド様のお世話ではなくお掃除やお料理をしてますよ〜」

メイド服のまま、ベッドの上で姉妹メイドはロイドを挟んで座りこんでいる。
姉のリュシーは、少し緊張したような表情だが、ロイドの顔を見つめて言った。妹のリータは逸物を握ったまま、少しおっとりとした口調で言った。

「お世話って、寝てる俺をイタズラして起こすことなのか?」
「ロイド様、さっき目をつぶったまま、う〜ん、気持ちいい……って言ってたじゃないですかぁ」
「ふたりで、何をしてたんた?」
「ロイド様、知りたいですか?」

リュシーがそう言って、少し照れながらはにかむ。

「ミーナとマーサとはちがった感じだったけど、気持ち良かったのは認める」
「ロイド様、マーサさんとミーナさんはどうやって起こしてるんですか?」
「リータ、あのふたりから聞いたんじゃないのか?」
「私たちも聞いてみたのですが、恥ずかしかったようで、ロイド様は朝勃ちしたものを弄られて起きるのが好きとしか教えてくれなかったんです」

リュシーはそう言って、リータが手を離した朝勃ちした逸物をチラッと見た。

「あー、ミーナとマーサはふたりでぺろぺろ舐めまわしてることが多いな。俺が目を覚ましそうになると、舐めるのを止めたりして起こさないように、ふたりでイタズラしてるよ」

ロイドがそう言うと、姉妹が納得したようにうなずき合っていた。

「お姉ちゃん、もっとそおっとしなくちゃダメだったみたいだね」
「そうね、リータ。それでロイド様を驚かせてしまったみたい」

どうやってしていたのかをロイドが姉妹に質問した。

「うおっ! ああっ、いいっ!」

姉妹でどちらかが逸物の肉棒を扱く。
その間に扱いてないほうが、先端のカリのあたりまでを口に含み先端を舌で愛撫していた。
しばらくすると姉妹で交代する。
リュシーとリータの上下に扱く力加減や舐めまわす部分と勢いが違う。
さらにリュシーだけ、リータだけで扱き舐めをしている時もある。


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