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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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ジャクリーヌ婦人と4人のメイド-11

姉妹は夢中で自分の気持ちが良いやりかたで、ロイドを愛撫していた。
姉妹がロイドの足の爪先まで愛撫したころには、ロイドは姉妹のそれぞれ好きなさわられかたや、愛撫のコツがわかっていた。
姉のリュシーをロイドが愛撫している間は、妹のリータが姉の身体の感じやすい部分を小声で囁いて教えた。
妹のリータをロイドが愛撫していると、姉のリュシーはリータの感じやすい部分を撫でたり、舐めたりしてみせてロイドに教えた。

「もしかして、ふたりは自分でムラムラした気持ちを慰めるとき、ふたりでしてるのか?」

姉妹が顔を見合せてクスクス笑うと、ロイドの目の前で姉妹で抱き合いキスをしてみせた。

「お姉ちゃんの気持ちがいいところは、私が誰よりも知ってるんですよぉ」
「私もリータの気持ちがいいところは、全部わかってます」
「仲良し姉妹というよりまるで恋人みたいだ」
「ふふっ、そうかもしれません」
「でも、ふたり一緒に同じ人を好きになるとは思わなかったけど」

ロイドは姉妹に、ふたりが仲良くしているのを見たいと興奮して言った。

「どうしょう、お姉ちゃん」
「ん、恥ずかしいけど、ロイド様が見たいっていうなら」

ロイドはリュシーとリータがおたがいの身体を愛撫しあっているのを、じっと興奮しながら見つめていた。
どうすればふたりを気持ち良くできるか見ておぼえるつもりで。

(ああ、ロイド様の視線を目をつぶっていても感じる)
(お姉ちゃん、いつもよりすごく興奮しちゃって、すごく濡れてる)

姉妹がおたがいの牝の花を身を横たえて頭を逆に向けあい、顔を埋めて舐め合いながら。びくびくひくっと身体を震わせながら軽く達すると、ロイドは我慢できなくなってしまった。

姉のリュシーに仰向けになるように言うと、妹のリータに姉を犯している間にリュシーにキスしたり愛撫して手伝ってくれるように頼んだ。
リュシーの膣内が何度も達して収縮と弛緩を繰り返しながら、ロイドのぶちまけた熱いほとばしりを受け入れる。身動きできないぐらい陶酔していた。

「んああっ、あっ!……んん〜っ!」

リュシーは絶頂すると、もう声が出せなくなって、沈黙の瞬間があった。
脱力したリュシーの隣で妹のリータも仰向けになり、ロイドが挿入してガバッとかぶさり抱きしめた。
リータは何度も達するたびにリュシーの手をぎゅっと握っていた。リュシーも陶酔して脱力しながらも、リータの手を握り返していた。

絶頂に達すると爪先を姉のリュシーは反らし、妹のリータは丸める。姉妹で絶頂の反応がちがっているが、姉妹は顔や声が似ているのでロイドは不思議な感じがした。

「あうぅん、ロイド様、お姉ちゃん、私もイクッ、もうイッちゃううぅっ!」

妹のリータがロイドの熱いほとばしりを奥にたっぷり出されながら、絶頂の果ての陶酔に頭の中が真っ白になって、内股までびくびくびくっと痙攣したあとは、ぐったりと脱力した。
姉妹が手をつないだまま、しどけなくも艶やかな姿をロイドの目の前にさらしていた。

ロイドがリータの隣で寝そべり身を休めていると、リータが寝言でつぶやいた。

「お父さん、ごめんなさい」

姉妹が目を覚ましてからロイドは寝言の意味が気になって聞いてみた。

「そんなことがあったのか。そうだ、俺を親父だと思って胸の中にあることを言ってみな」

姉のリュシーがつぶやくように言った。

「……お父さんに愛されたかった」
「俺がリュシーを愛してやるよ」

すると、妹のリータもつぶやいた。

「お父さん、ごめんなさい」
「大丈夫、安心しな。俺がリータを許す!」

姉妹が大泣きしてロイドに抱きついた。
ロイドは左右に姉妹を腕枕して泣き止むのを待っていた。
そのあと、甘えてくる姉妹をロイドは愛撫してたっぷり膣奥に出してやった。
姉妹はずっと埋まらなかった心の穴のような悲しさやさびしさが、ロイドの愛情で満たされたような気がした。
姉妹はこんなに交わりが気持ちいいと感じたことがなかった。

夕食後、厨房でメイド4人が食器を洗ったり片づけていた。

「ねぇ、ふたりともロイドのお世話をしてみて、どうだったの?」

ミーナがニヤニヤしながら、姉妹に言った。姉のリュシーだけでなく、妹のリータも顔が真っ赤になった。
それをチラッと食器を棚にしまっていたマーサが見て首をかしげた。
リータが恥ずかしがるとは思っていなかったので、ミーナのそばにやってきた。

「はい、あの、気持ち良かったです」
「ロイド様、すごく優しかったです」
「ふたりとも、ちょっと詳しく聞かせてくれないかしら?」

マーサに聞かれて、ロイドがつらかった話を聞いてくれて、ふたりで大泣きしてしまったことを、ざっくりと姉妹は話した。ジャクリーヌ婦人に話したように、詳しく事情を話さなかった。

「ふうん、ロイドも女の子の話をちゃんと聞いてあげるなんて、なかなか優しいところあるじゃない」

ミーナは感心したように言った。
ロイドはあまり他人の事情に同情したりはしないとミーナは思っていた。
マーサもミーナと同じ感想だった。

「私たちが逆にお世話してもらったみたいになってしまいました」
「でも、今日1日で、ロイド様のことをもっともっと、すごく好きになってしまいました」

姉妹はマーサとミーナにそう言って、とても照れていた。

ロイドはジャクリーヌ婦人から、姉妹を相手に交わり、朝から1日過ごしてみてどうだったか、ベッドの上で感想を聞かれていた。

ロイドは姉妹でもまったくちがうところはあるが、姉妹が心の中に抱えている悲しみは、ふたりともとても似ているという話をジャクリーヌ婦人に語った。

ジャクリーヌ婦人は、ロイドが姉妹がどんな声を上げて絶頂したか、身体のどこが感じるとか、露骨なことを話し出すものだと思っていた。


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