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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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ザイフェルトの修行と厄祓い(前編)-3

ストラウク伯爵を、ハッとした表情でザイフェルトは顔を上げて見つめた。

「ははは、強さが腕力だけなら、私たちは熊と変わらんよ」

テスティーノ伯爵はザイフェルトに言って、また酒をストラウク伯爵に注いでふたりの伯爵がぐいっと呑んだ。

「3人とも、今夜は呑み過ぎですよ。もう出しませんからね」
「マリカ、せっかく客人が来たのだから見逃してくれぬか?」
「嫌です。ちゃんと言わないとあるだけ全部呑んでしまいそうですから」

アルテリスは、マリカがそう言うとパッとまだ酒の入った小壺をさっと抱えて、ニヤリと笑った。

「ふふっ、これは私の分だ。ザイフェルト、あと3杯だけ分けてあげるよ!」

マリカはふぅとため息をつくと、フリーデに手伝ってもらって酒の大甕から、空いた小壺をあと2つだけ満たして持ってきて、ふたりの伯爵のそばに置いた。

「これで全部ですからね」
「マリカ、フリーデ、今夜は少し冷えるかもしれぬ。少し飲んで体をあたためておきなさい」

ストラウク伯爵は、マリカとフリーデにも一杯すすめた。マリカは1杯ですぐ顔が赤らんでしまう。

「これはおいしいお酒ですね」
「口当たりは良いが、飲み過ぎてしまうのが、この乳酒の困ったところでな。ザイフェルトよりもフリーデのほうが、酒に強いのだな」

酒盛りが終わり、片づけを全員でするとそれぞれ寝室に解散した。

「フリーデに俺は守られているんだと思ったら、ちょっと泣きそうになった」
「ふふっ、今夜はお酒をザイフェルトもたくさん呑みましたね。私はザイフェルトのそばにずっといたいと思いました」

ほろ酔いのザイフェルトとフリーデが寝そべり抱きあって、見つめ合うと引き寄せあうようにキスを交わした。

「伯爵様、男だからって女を守るって思うもんなのか?」
「困っていたら助けるのには男も女も関係ないが、好きな人には特に嫌な目に合わせたくないと思うだろう?」
「そっか。だから、女から守られているってスト様は言ったのか」
「私はアルテリスのしっぽを撫でている時、とても幸せだ。癒されているよ」
「あたいは、伯爵様のこれを撫でるのが好き。でも、恥ずかしいから他の人には絶対に言ったらダメだからなっ!」

テスティーノ伯爵はアルテリスのしっぽを撫で、アルテリスはテスティーノ伯爵の勃起した逸物を撫でていた。
そして、アルテリスがテスティーノ伯爵にかぶさるように抱きつき唇を奪う。

「あんっ、あっ……んあっ……はぅぅ……」
「マリカ、きっとみんなも今夜はおたがいの伴侶のことを可愛がっているよ」
「スト様ぁ、んっ、ああっ……はぁん……いっぱいマリカを可愛がってください!」

ストラウク伯爵は這いつくばったマリカの股間の牝の花に、勃起した逸物の先端を挿入せずに擦りつけ、じっくりと焦らしていた。

ストラウク伯爵の山の家には、湯が湧いている温泉がある。ストラウク伯爵が家の場所に選んだ理由は、温泉がここにあったからである。
早朝、酒を呑み過ぎたアルテリスが温泉に大の字で手足をのばしていると、マリカとフリーデも朝風呂に入りに来た。

「ん〜、酒を呑んだあとの朝の風呂は最高っ。あれ、おー、おはよう、おふたりさん!」
「あ……お、おはようございます」
「あら、早起きですね、おはようございます。ごはんはまだできてないですよ」

フリーデが少し恥ずかしそうに挨拶して洗い場にやって来た。
マリカが、フリーデを廊下で見かけ朝風呂に誘った。
フリーデは他人と入浴する習慣がなく、少しそわそわしている。

「フリーデは、温泉は初めてなのか?」
「はい」
「そうだったんですね。ベルツ伯爵領には温泉はないんですかぁ?」

マリカがフリーデに話しかけながら体を洗っている。マリカは足から洗っていき最後に髪を洗う。

「おっ、フリーデはあたいほどじゃないけど、なかなかいい胸してるじゃない」

泡だらけの手で、アルテリスがフリーデにイタズラをしている。

(あー、あれ、私もやられたなぁ)

マリカの隣で、フリーデの体がニヤニヤしたアルテリスに手洗いされている。

「ちょっ、あっ、くすぐったいですっ」
「うん、うん、いいね。ちょっと、ザイフェルトが羨ましいねぇ」

(私も、ふたりほどじゃなくてもいいから、もう少し胸ほしいかも)

マリカが髪を洗っているあいだに、フリーデがくったりするまで、たっぷりイタズラされていた。
マリカも3回ぐらいアルテリスに「隙あり!」と襲われていた。

「フリーデ、女どうしで風呂に入ったらこーやって仲良くなるんだよっ!」
「そうなんですか、あっ、でも……んっ、あぁん、あっ、あっ、んああっ!」

マリカは泡が目に入らないように目を閉じているが、だいたい何をされているかは想像できた。

「いやぁ、温泉はいいね!」

アルテリスが上機嫌でまたお湯にざぶんと入り、仰向けに洗い場の床にくったりして倒れているフリーデを、マリカがゆっくり上体を起こした。

「大丈夫……じゃないですよね」
「え、あっ……ありがとうございます」

アルテリスからマリカとフリーデは少し離れてお湯につかっていた。

「フリーデさん、あれ、私もやられたことがあります。あの……怒ったりしてないですか?」
「アルテリスさん、イタズラ好きなんですね」

フリーデはマリカの背後からそっと近くアルテリスに言った。

「……フリーデ、あたいはアルテリスでいいよ、マリカ、隙あり!」
「えっ、あっ、胸を揉まないで、あっ、先っぽいじっちゃダメっ……ああん!」

アルテリスが、マリカの乳首を指で挟んで絶妙に刺激する。マリカの唇から、思わず甘い声がこぼれてしまう。

「んふふふ、マリカ、いっぱい揉んだらおっぱい大きくなるなるんだよっ!」
「そんなことないもん! あぁん!」


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