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王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

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第七十三章 ルナの生気-3

恐る恐る顔を上げたマチルダの目に、地獄の光景が飛び込んできた。

薄暗い中、金色の瞳が光っている。
白くスレンダーな裸体に、無数の蛇が絡みついていた。

その背後に、大きなトカゲの怪物がルナを後から犯していた。

「キャー・・・」
絹を裂くような叫びに、大トカゲは顔を向けると残忍な笑いを浮かべて言った。

「おぉ・・・正気に戻ったのか・・・。マチルダよ」
アズートはマチルダの瞳が灰色から金色に変わっているのに気づいた。

「ほほぅ・・・そうか」
(どうやら、ディオンの精気はワシの妖術を晴らす効果があるらしい)

一瞬、考えていたが残忍な笑みを浮かべた。

(どうせ、すぐにワシの妖術で心を捕えてやるさ)

そして、そんな事はどうだって良いとばかりにルナの穴という穴に蛇を侵入させていく。

「んんぐう、んん・・・ああ、ふぅーん・・・」
ルナは恍惚とした表情で喜びの声を上げる。

美味しそうに蛇を咥えていく。
もう、マチルダには全ての記憶が蘇っていた。

アズートに犯された日の事も。
夫の死さえも。

「あなた・・ルナ・・・」
マチルダの金色の瞳からは、止めど無い涙が溢れてくる。

これ程の屈辱があるだろうか。
愛する娘が目の前で悪魔に犯されている。

その時自分も一緒になって、あろう事か娘の恋人と交わっていたのだ。
愛する夫を裏切り殺してしまった。

絶望と怒りが、嵐のように心に吹き荒れる。


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