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インクブス・ゲーム 
【ファンタジー 官能小説】

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インクブス・ゲーム-15

―――――サージの横にウルシがぴったりと引っ付いて座っている。他には誰もいない、山奥の狩り小屋の中だ。
「さあ、この写真どうしよう」サージに見せた。そこには胸をあらわにした王女の姿が写っていた。
「もっといいのもありますよ。 こんなものが出回ったらあなたは一生、いや、死んでからもいろいろうわさされてしまいますね」 下半身の写真だった。
「おまえだったのか」サージがにらみつけようと、何とも思わない。
「それにあなたのイエローダイヤは美しい。ヒトミの姿もあるぞ。それだけでも何万もの人が画像を欲しがるだろう」
「おまえがこんなことを。そんなもの、捨てろ」
「いいですよ。あなたは俺の宝だ。人に見せたくなんかない」
サージの肩に手をやって、「俺たちのスキャンダルは、困るからね」髪の毛にキスをする。
「俺たちって、なに」
「写真なんか捨てて、もっと仲良くしよう」抱き寄せる。
「やめろ」
押しのけようとする目の前にカメラをかざして、画像リストから写真を一枚削除した。
「これはデジタルカメラだ。すべてが消せてあとには残らない。一緒に消していこうじゃないか」胸のボタンをはずしながら言う。そして次の映像を消去した。
「エレガントでなくてごめんよ。あなたは魔術院に守られている。俺の力では惑わせきれないんだ」ブラウスを脱がせながら、次を消去する。
サージは動けなかった。これで終わるなら我慢する方がいい。
そのまま、服を脱がされていった。
動作ごとに、一枚の写真が消え、サージは下着だけにされていった。
「もうおしまい。全部消して」
「わかったよ」ブラのホックを外す。そして手を伸ばして、自分たちの方へレンズを向けると、反対の手で乳房をつかんで、シャッターを押した。
「大丈夫、これは俺たちだけの記念だよ」
「嘘つき」カメラを取り上げようとする。
ウルシは暴れるサージからズボンを脱がせていった。
「やめろ」手で隠しても、ショーツを引っ張って、隙間から覗く秘部を何枚も撮っていく。
「いいモデルだよ」笑いながらショーツを脱がして、さらに何枚か撮ると、カメラと一緒に、手の届かないところまで床を滑らせた。
そしてサージを抱き寄せ、腕を無理やりどかせた。 「あんな写真、どうだっていいんだよ。あれはこうやって、君との一歩を踏み出すためだけのきっかけなんだ。こうでもしないと俺たちが一緒になることはなかっただろ。でもあんなものはもういらない」
胸を守ろうと腕が動く。無防備になった股に手を差し込む。
「俺たちはもっと愛し合えるんだ」指先を一本、大事な所へ差し込んだ。
「やめろ」サージが固まった。
「慌てて動くと、大事な処女が破れてしまうよ」
「お願い、やめて。 何が望み。かわりのものを言って」
「ほら、王女さまだって濡れてきてるじゃないか」指をもっと深く入れてやった。
「待って、やめて」腕を押さえ腰を浮かせて少しでも防ごうとする。
「だめだめ、破れてしまうぞ」そう言いながら自分のズボンのチャックを下ろした。
足を持ち上げて、バランスを崩すサージに一物をあてがうと、のしかかった。それだけで18年間守り続けてきたものが奪われた。
サージがうめいて、腰を跳ねさせて逃れようとする。そこへもう一度突き入れて、ねじ回す。
「これであなたは俺のものだ」腰を動かす。


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