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チャーム(charm)
【ファンタジー 官能小説】

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チャーム-1

フリルでいっぱいのメイド服を着て。ネコ耳カチューシャを付けたアルバイト。
まあ、ナオの紹介だし、そんなのもしかたないかと思って、行ってみました。
外ではもうすぐ来るクリスマスソングでにぎわっています。
でも開店前のみせは不気味に思えるほど暗く。ただマネージャー室だけに明かりがついていました。
更衣室で着替えさせられ、フロアマネージャーの前に立ちます。
「スカート持ち上げてみて」
「なにそれ、ここはそんなところじゃないでしょ」
「そういう所なんだよ、さあ」 スカートを上げさせられます。
そういえば、さっき早口でそんな説明をされた気もします。『客の言うことは聞くこと』
ももから、薄ピンクのレースの入ったショーツまでをじっと見られました。
「可愛いね」内股に息を吹きかけられます。
「あン、だめ。困らせないで」マネージャーから一歩離れます。
「おっぱい触っていい?」
「ダメです。そんなおいたしちゃいけません」腰をくねらせます
「よし、それでいい。この店ではさわらせちゃだめだからね。じゃあ見るだけにしよう」そう言いながら服の胸元を引っ張ります。
色の付いたところが見えそうになります。
「また間違いだ。衣装にも触らせるんじゃない」
「触ったの、あんたじゃない」
「これは教えるためだ。気を抜くんじゃない。客の言うことは聞くが、触らせるのもパンツを脱ぐのもなしだ。君が自分でしたいだけする。その分だけチップは多くなるだろう」
それからセクシーメイド・バーで働くことになりました。
とは言え、そんなこと簡単にできるものではありませんでした。
注文のグラスを届けると、客がスカートに触ってきます。
ちょっと引っ張って。「いいだろう」あたしの表情を見ます。
周りを探しました。先輩たちはそれぞれ接客をし。おしりをふっています。
あたしが困っていることなんかに気づいてはくれません。
その間にお尻にタッチしてきます。
「君、下を見せてよ」
「やだ」スカートを押さえます。
「嫌がんなよ、客なんだぞ。ここ、そういう店なんだろう」
「できません。私は違います」
チップをちらつかせます。「これと、クレームとどっちがいい」
あたしが静かになったのを見て、「スカートを持ち上げろよ」
仕方なく少し持ち上げてやります。
「そのまま動くなよ」そこを触られてしまいました。
違反です。「やめてください」その声に先輩のボーイがやってきました。
「どうかしましたか」
「何でもないよ」客はチップを渡して顔を背けました。
それでも少しずつなれてきました。ちょっとエッチなポーズをしてやると。けっこうチップをくれたりもします。
こういう店です。クリスマスという意味も気にせず、もう何人かコスプレで店へ来ています。こっちもメイドのコスプレみたいなものです、それ自体は楽しくていいのですが、かさばって通路を塞ぐのは困ります。
後ろから当たられて客の膝の上に倒れてしまいました。
酔った客はうれしそうに私のおしりをなでながら「大丈夫かい」と言い、「起き上がれるかい」と胸元に手をかけました。
ブラはアンダーバストを支えるだけのものでした。乳房が飛び出してしまいます。
「きゃっ」あわてて隠します。「なにすんの」
スタッフ用通路まで逃げ出して服を直しながら息をつきます。
「またぁ。騒がないで、お客よ」それぐらいでと。メイドたちが白い目で見ます。
先輩ボーイが近づいてきました。
「気を落とさないで、まだ初日だろ、すぐに慣れるよ、あの子に相談してみるといい」 No1メイドを紹介してくれます。
「どうしていいかわかんないんです」話してみました。
「マネージャーにばれなければどうでもいいのよ。あのへんの子なんかトイレで本番までさせてるんだから」 笑いながら胸元の乱れを直してくれます。 「君のだってかわいいんだから、自信を持ちなさい」ついでに少しさわりました。


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