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St.レナ・テイル2 レナ
【ファンタジー 官能小説】

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レナ-12

その場所がどこか気付きます。カラザの下腹です。温かくてこんもりしています。
「そこはだめだ」カラザはあわてて、自分が動くなと言ったくせに、体を揺すりました。家具がまたすこし崩れてきます。
その奥に魔を見つけました。
「たのむ、早く抜いてくれ」手をどけさせようとします。顔が胸のてっぺんをこすります。腕が敏感な所を押さえつけてきます。
「ああん、だめ、だめ。それ以上動かないで」 足をぎゅっと閉じてしまいます。それでカラザにも自分の手があたしのエッチな所にあるのがわかったようです。
カラザのこんもりさんが大きくなったような気がします。あたしのあそこも熱くなっています。湿ってるのは汗です。気持はいいのですが、汗です。
 
魔が襲ってきました。≪まずい、気を抜いてた≫
靴をひっかいて脱がすと、靴下にかじりついて引っ張ります。
「だめやられちゃう。救けて」叫びました。でも犬コロは足にかぶりついたりはしませんでした。≪何してるの、ひょっとして引っ張って助けようとしてる?≫
「どっか行け」犬コロを蹴ろうとします。いなくなれば殺せません。逃げてしまったのならどうしようもないと、言い訳ができます。
飼い主として責任の放棄だとは分かっています。でも私にはそれ以上のことをする力がないのです。
「落ち着いて、私は何もしないよ」カラザが言います。
そこへ足音。
「レナ、どうしたの」やっとナミが来てくれました。
「何でもない」カラザが腰を引き、叫びます。
こんもりさんをあたしから離そうとしたのでしょう。犬コロが今度はカラザに決めたようです。カラザの腹に食いつきました。いいえベルトが防いでくれたようです。でも、子犬のくせにそれを簡単に噛みちぎってしまいました。
そして引っ張ります。
ズボンがずり下がっていきました。
≪まずい≫ この感触はパンツごしのこんもりさんです。
「あれを見せないで」ナミに言います。
「それは誤解だ。何も見せたりしない」ズボンを脱がされたカラザがあわてます。
カラザに言ったのではありません、魔を見られるわけにはいかないのです。
「そういうことか」ナミもあたしの声に、魔に気が付きました。「撃ち殺してやる」 倒そうとしますが、カラザが見ています。
「やめなさい。違う、本当に何もしてないんだ」 カラザは必死で私をどかそうとします。顔が胸をおさえて、腕がおしりの下から抜けそうです。
「いやん、動かさないで」あたしは腕が動かないように、必死に両足ではさみます。
カラザの腕があたしの中の魔の棒に当たりました。
「ああん、だめ。カラザさん、ゆすっちゃだめ」変な声が出てしまいます。
「死ね」ナミは魔に指先を向けます。
「だめぇ、やだぁ」カラザの顔を胸に押さえつけて見えなくすると、ナミを撃ちます。私ではまだ小さな穴も開きません。おどかしただけです。
「何のまね」ナミが叫んで、にらみつけてきます。
「誤解だ」乳房の間から叫び声が聞こえます。
「どうして、私にしろと言ったくせに」ナミをにらみ返します。
「何も、しろなんて言っていない。やめてくれ」
その間に、犬は自分に噛み付いていました。白いモコモコが赤くなっています。
血が出てもなお、あたし達に飛びかかろうと爪を向く自分の足に食いついて、ガシガシと噛み付いているのです。
この子は、自分の中にいる魔と戦っています。


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