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St.レナ・テイル2 レナ
【ファンタジー 官能小説】

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プロロゴス-1

空き地のまんなかで、あたしはみんなの声のする方を向いてひざまずがされました。
目隠しを外されると。そこには十人ほどの男女がいます。
「我が神に、この乙女を献上いたします」あたしを誘拐した店主の声でした
あたしを四つん這いにさせて、お尻に手をかけると、処女を開いてみせました。
「この血をワインとせよ。 この肉をパンとせよ」神と言われたそいつが後ろに立ちます。
みんなの見つめる前で、あたしの12年が簡単に奪われました。
裂けてしまいそうでした。痛くて、逃げようにも腰をつかまれています。
まわりはそれを見て喜んでいます。
いつの間にかあたしも、それをまるで他人のことのように少し上から見ていました。
痛みに喘ぐ、ねじけた自分の顔が見えます。
うしろにいたのは、山羊の頭をした男でした。蹄のついた足であたしの腰を抱いています。
≪やっぱり、こいつ悪魔だ≫ 何かの絵で見たことがありました。
周りの人たちは信者なのでしょう、裸で、男は股のものを大きく怒らせ、女は男の棒をにぎり、乳房や股をさわらせながら、あたしを見ています。
「うまそうな女陰だ」とか「腕は堅そうだな」とか言い合っています。
≪こんなはずじゃないのに≫ 白い、点ほどのしこりを、どこかで感じます。外ではありません。
ひとりの男が、あたしの髪をつかんで持ち上げると、首の下に壺を置きました。
山羊の動きがどんどん早くなって、あたしは乳房を揺らしながら悲鳴のように喘いでいました。
その声に白い点は大きくなっていきます。それは体の中です。
前にいた男が大きなナイフを出しました。あたしの首に当てようとしています。喉を切り裂いて血を壺で受けようというのでしょう。
「もうすぐだ、もうすぐそそぎ込んでくださるぞ」店長の声は、うわずっています。
男がナイフを握り締めます。
腰の動きが早まります。
≪こんなの間違ってる≫ あたしは喉につっかえるものを感じます。白い点です。でもそれは体の中でもありません。
それは、心の痛みでした。
悪魔があごを上げ、腰を突き出し、高らかにうなります。
白い点が爆発します。「やめろ」
一瞬何も見えず、何も感じなくなりました。耳はただうなり続け喉がじんじんと痛みます。
皆が凍りついていました。
悪魔も止まっています。
≪ここはサバトなんだ≫ 初めてすべてが見えました。
と、悪魔の顔がみるみる赤く燃え上がって、はじけ飛びました。体も爆発します。
空き地の外から、真っ白な小妖精のビスクドールが、右手を上げ、呪文の弾を撃ったのです。
その勢いで、やつの男根があたしの中に突っ込んできました。
あたしはその勢いに、前のめりに地面で顔を打って、
そこで、気を失いました。
これは聖女レナという世界の中で、多次元世界のように起こる、アダルトな夢の深みを綴ったものです。

St.レナ・テイル 2
レナ 


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