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げんばけんしょう
【学園物 官能小説】

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ふたりは市街探索家-3

 とるまは、自分の生理の出口に侵入しようとしているらいはのチンポの熱さに鳥肌がたった。
 「ちょっと……ダメ!」
 とるまの声はか細かった。それを言いおえる前に、らいはのチンポの先は生理の出口に包まれていた。

 「絶対、とるまが見た二人も……」らいははとるまの耳元にささやいた。「ここまでやってるよ。男が、好きな女にチンポなめてもらってるのに、見られたからって途中で終わらせるわけないよ……。」

    ▽

 それからしばらく経ち、
 とるまとらいはは、プラネタリウムの座席についていた。
 いちおう席は隣あっているものの、お互いに視線も合わせない。
 (まずいことしたな…… でも、とるまからあんなことされてガマンできなかったよ……)

 ドームの中が薄暗くなった。その時、ひじ掛けに置いたらいはの手の親指を、とるまが軽く握った。
 (あれ、とるま、許してくれたのかな?)
 その温かさを感じていたらいはは、残りの指でとるまの手を握った。しかし、その手は速攻で振り払われた。
 (やばい……やっぱり怒ってるんだ……)

 暗くなってきたドームの中で、またとるまはらいはの親指に手をかけてきた。
 でも、らいはが手を握ろうとすると、とるまは振り払ってしまう。

 らいはが(意地悪してるんだな……)と思った時、らいはの身体の片側に温もりがただよった。
 見ると、とるまが寄りかかっていた。
 とるまはらいはの頬に唇を寄せて、かすかにつぶやいた。

 「ここは、私の管轄(ナワバリ)だから、変なマネしないでよ。」

 
   【おしまい】


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