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げんばけんしょう
【学園物 官能小説】

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ふたりは市街探索家-2


     ▽

 冬の寒さが強まるころ、とるまはらいはを科学館に連れていった。
 「この前ね」とるまは言った。「近所のk校生のお姉さんと一緒に行ったの。そしたら目撃できてしまったの。」
 「そのお姉さんと目撃したの?」
 「ううん」とるまは首を振った。「お姉さんはね、私を連れてゆくフリして、実は男の子と逢ってたの。だから私は単独行動してたの。」

 二人は館内の展示物を眺めて歩いていた。だいぶ時間が経っても「本題」に入らないので、らいははふと
 「どこで目撃したの?」と聞いた。するととるまは、
 「ちょっと待って。もうすぐ来ると思うから。」と笑った。
 そして間もなく、館内にアナウンスが響いた。
 「……△時半より、サイエンスショーを公開いたしますので、館内の皆さまは○階の小ホールにお集まりください……」

 館内にいた人々が静かに○階をめざして移動を始めた。
 らいはが言った。
 「行かないの?」
 とるまは笑った。
 「この時だったの。こっちの方へ歩いてく、男のひとと女のひとを見つけたの。」

 とるまがらいはを連れて来たのは、展示室の奥にある、別の展示室に通じる階段だった。
 多くの来館者がサイエンスショーに誘われて、ここに来るまでにすれ違ったひとはいない。とるまはらいはを階段の壁ぎわに立たせた。
 「二人はここにいたの。」とるまは階段の上を指さした。「それを確かめて、私は違うルートであそこに行って、隠れて見てたの。」

 とるまはおもむろに、らいはのズボンからチンポをつまみ出した。「女のひとがね、こうしたの。」
 らいはのチンポは、ピンク色に光るとるまの唇に挟まれた。唇の奥でうごめく熱い粘りが、らいはの腰まわり全体にくすぐったい痺れをもたらした。

 「と、とるまチャン…… だ、誰か来たら……」と言い始めた、らいはの声は続かなかった。
 これまでの「再現」では行われなかった「行為そのもの」が、こんなところで始まっている。らいはととるまは、幼いころからお互いの性器を見せあっては来たし、毎度淫らな話をくり広げてきたが、性的な刺激を与えられたのは初めてだった。

 らいはが、あきらかに射精に達すると自覚したとき、とるまがチンポをいきなり唇から抜いた。
 拍子ぬけしたらいはが、階段に座りこむととるまが言った。
 「このへんでね、私のスマホにメッセージが届いて着信音が響いたの。私、びっくりして逃げたの。だから、そのあと二人が何をしたか目撃してないの。」
 とるまは笑った。

 その笑顔を見た瞬間、らいははとるまの身体をつかんで引きよせ、とるまの下着の中に指をさしこんだ。
 とるまのワレメが濡れている。
 らいははそれを確かめると、とるまの下着をずらせ下半身をあらわにした。その下半身を階段の段差に押さえこむと、チンポをとるまの股に寄せていった。

 「そのあと……」らいはは小さく、しかしドスをきかせた声で言った。「二人は、これをやったに決まってるんだよ!」
 


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